「卵巣がんの進行スピード」はどれくらい?症状や治療法も解説!医師が監修!

「卵巣がんの進行スピード」はどれくらい?症状や治療法も解説!医師が監修!

卵巣がんの進行スピードについてよくある質問

ここまで卵巣がんの症状・治療法などを紹介しました。ここでは「卵巣がんの進行スピード」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

卵巣がんは進行スピードが速いのですか?

馬場 敦志医師

卵巣がんはがんの種類がさまざまで、進行スピードはがんの種類により異なります。そのため、一概に速いとはいえません。しかし、卵巣がんの一つの種類である漿液性がんは、進行スピードが速いといわれています。また、卵巣がんは症状がわかりにくいため、進行してから見つかることがほとんどです。それゆえ、進行スピードが速いと感じる人は少なくないでしょう。

進行スピードは異型度によっても変わるのですか?

馬場 敦志医師

進行スピードは異型度で変わります。異型度とは正常な細胞との形の違いの程度を指し、異型度が高い程、がんの悪性度が高いです。なお、進行スピードが速いといわれる漿液性がんは高異型度と低異型度に分かれており、より進行スピードが速いのは高異型度のがんです。

編集部まとめ

今回は卵巣がんの進行スピードや症状などを解説しました。卵巣がんは自覚症状が出にくいがんであるため、早期発見はむずかしいかもしれません。

しかし、卵巣がんは手術でがんを取り除き、薬物療法を続けることで改善が期待できます。そのためには、できる限り早期に治療を行うことが大切です。

また、卵巣がんの進行スピードは速いことがほとんどですが、ある程度進行してからでないと自覚症状が出ません。そのため、できるだけ早く卵巣がんを見つけるためには、少しの体調変化にも早めに気付くことが重要です。

「下腹部が張る」「しこりがある」などの症状があれば、一度医療機関で相談してみてください。

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