セブン-イレブンの豆腐バー(写真:サイゾーウーマン)
サラダチキンに続く人気の「豆腐バー」。高たんぱく・低糖質という点がダイエッターからも注目されている食品です。今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、セブン-イレブンから発売されている6種の中から、健康面からみたおすすめ1~3位を教えてもらいました。
目次
豆腐バーの特徴&メリット
――はじめに、「豆腐バー」について栄養面の特徴やメリットを教えてください。
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 豆腐バーは、普通の豆腐よりも食感がしっかりしていて、バーとしても片手で食べることができる点が便利ですよね。賞味期限も普通のお豆腐よりもかなり長いので、買い置きにも向いています。
栄養面では、主な原材料が大豆ですので、たんぱく質の補給に役立ちます。たんぱく質の供給源としてはお肉を思い浮かべる人もいると思いますが、お肉との違いは「飽和脂肪酸」という脂質が少ないという点です。飽和脂肪酸はお肉の脂や揚げ物、バターや生クリームなどの乳製品に多く含まれており、外食が多かったりスイーツをよく食べていたりすると特に過剰摂取になりやすいものです。
摂りすぎるとLDL(悪玉)コレステロールが増えて動脈硬化などのリスクも上がるといわれていますが、豆腐バーは飽和脂肪酸が少ないため、その点でも安心して食べることができるでしょう。
――組み合わせにおすすめのコンビニ食品を教えてください。
猪坂 豆腐バーの主な栄養はたんぱく質ですので、食事の際に組み合わせる場合は、おにぎりなどのエネルギー源になるものと、野菜などのビタミン、ミネラル、食物繊維の補給に役立つものを選ぶのがおすすめです。例えばこんな組み合わせにすると栄養バランスが整いやすいですよ。
食材は種類によって含まれているアミノ酸が異なっており、大豆の場合は「メチオニン」が少ないですが、「リジン」が多く含まれているという特徴があります。反対にお米は「メチオニン」が多く「リジン」が少ないので、大豆とお米を一緒に食べるとお互いの足りない部分を補えるため、お米(おにぎりなど)を合わせるのは、アミノ酸のバランスを整えるという点でもおすすめです。
――豆腐バー6種について、それぞれ栄養面の特徴を教えてください。
配信: サイゾーウーマン