【実録】ブランド私立幼稚園の入園式で受けた衝撃
筆者の子どもは、地域では有名な私立幼稚園に入園しました。理由は「近かったから」です。また、幼児教育・保育の無償化も始まっていたので、どこの幼稚園に入れても基本的な費用は変わらないと思い、幼稚園で行われる英語や体操教室など、よりよい教育を受けられるであろう私立幼稚園を選びました。
迎えた入園式の日、わが家自慢のマイカー(軽自動車)で幼稚園に向かいました。そして、到着してビックリ! 駐車場にレクサス、ベンツ、アウディなどの高級車が数台停まっているではありませんか。正直、「入る幼稚園を間違えた」と思いました……。
どこの幼稚園に入れても同じだと思い込んでいた月謝は、近隣の公立幼稚園に入れた友人と比較すると、月7000円ほど高かったです。年間にすると8万4000円なので、前述した公立幼稚園と私立幼稚園の差額に相当するでしょう。
施設管理費、用品代、おやつ代など、都度かかる費用がちょっと高いという印象でした。ただその分、幼稚園教育の中身も高級で、音楽教室、体育教室、英会話教室、大学教授を招いての絵画教室など存分に受けさせてもらいました。
そして3年間過ごして感じたのは、園児の半分程度の家庭はわが家と同じ一般的な年収だと推測されるサラリーマン家庭だったということです。入園式ではついつい高級車に目がいきましたが、軽自動車で送迎している家庭もたくさんありました。
幼児教育・保育の無償化が行われる前であれば、きっと限られた家庭しか通えなかったでしょう。富裕層の人たちと同じ幼児教育が受けられたのは、幼児教育・保育の無償化のおかげであり、とても感謝しています。
まとめ
幼児教育・保育の無償化が行われた現在は、公立幼稚園と私立幼稚園の費用差は数万円程度のようです。小学校のように何十万円も差があるわけではありません。入園式で高級車が並んでいても、たじろぐ必要はないのです。筆者は私立幼稚園に入れることで公立幼稚園より少し高い費用を支払いましたが、費用対効果は高かったのではないかと思っています。
出典
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士
配信: ファイナンシャルフィールド
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