「メラノーマの進行速度」はご存知ですか?検査方法についても解説!医師が監修!

「メラノーマの進行速度」はご存知ですか?検査方法についても解説!医師が監修!

メラノーマという皮膚の病気を聞いたことがあるでしょうか。メラノーマは日本人には稀な皮膚がんですが、大変悪性度が高いといわれています。

なお、メラノーマの日本人の発生頻度は低く、人口10万人あたりで1~2人程です。しかし近年、紫外線の影響や高齢化でメラノーマによる死亡率が40年間で4倍に増加しているようです。

本記事では、メラノーマのタイプ・進行速度・検査方法などの詳細を解説します。 メラノーマを疑う症状が家族やご自身にある場合は、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

≫「メラノーマの初期症状」はご存知ですか?なりやすい年齢層も解説!【医師監修】

監修医師:
高藤 円香(医師)

防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科

メラノーマとは?

メラノーマは、皮膚のメラニン色素を産生する皮膚細胞ががん化した腫瘍で皮膚がんの一種です。悪性黒色腫と呼ばれることもあり、ほくろのように見えるのが特徴です。
また、メラノーマは皮膚以外に発生する粘膜型メラノーマもあります。見た目はシミや大きめのほくろのように見えますが、ほくろとは異なる所見があります。

左右非対称で不規則な形

輪郭がギザギザ

色調が濃淡

6ミリメートル以上の大きさ

表面は隆起している

上記の症状を総合的に判断し、メラノーマと診断することになります。ただし、メラニンの産生がみられない無色素性悪性黒色腫もあります。

メラノーマの進行速度

メラノーマは進行が極めて早いのが特徴です。手術で切除しても早い時期に転移していることも多く、再発する可能性が高い皮膚がんです。
また、1~2ヵ月程で全身状態が変化するので、メラノーマを疑う症状を発見した場合は、早期に皮膚科などの医療機関を受診することをおすすめします。

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