「大腸ポリープができると現れる症状」はご存知ですか?できやすい人の特徴も解説!

「大腸ポリープができると現れる症状」はご存知ですか?できやすい人の特徴も解説!

大腸ポリープの症状とは?Medical DOC監修医が胃ポリープの症状・原因・できやすい人の特徴・予防法や何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

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監修医師:
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)

佐賀大学医学部卒業。南海医療センター消化器内科部長、大分市医師会立アルメイダ病院内視鏡センター長兼消化器内科部長などを歴任後の2023年、大分県大分市に「わだ内科・胃と腸クリニック」開業。地域医療に従事しながら、医療関連の記事の執筆や監修などを行なっている。医学博士。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本医師会認定産業医の資格を有する。

「大腸ポリープ」とは?

ポリープとは、病名ではなく、粘膜から丸く出っ張っているできもののことを言います。大腸に発生したポリープを大腸ポリープといいます。

大腸ポリープの種類

大腸ポリープを病理組織で区別し、腫瘍性ポリープと非腫瘍ポリープに分けています。腫瘍とは細胞が無秩序に増殖した塊のことです。腫瘍性ポリープのなかでさらに、性質により悪性腫瘍と良性腫瘍に分けられます。大腸ポリープの約8割は腫瘍性ポリープです。

腫瘍性ポリープ

腫瘍性ポリープは良性の腺腫(せんしゅ)と悪性のがんの二つに分けられます。腫瘍が大きくなると、がんを含む可能性が高くなります。患者さんの背景や、大きさ、個数、見た目など総合的に判断して切除すべきかを判断することが多いです。一般的には6mm以上のポリープでは、がんを含む可能性が高くなるため、切除が勧められます。

非腫瘍性ポリープ

非腫瘍性ポリープは、過誤腫性ポリープ、炎症性ポリープ、過形成性ポリープなどに分けられます。大腸内視鏡検査での見た目により、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープを区別します。しかし、見分けがつきにくい場合には腫瘍性ポリープと同様に切除を行う場合もあります。一般的には、腫瘍性ポリープと違い癌化のリスクが低いため、経過観察となることが多いです。しかし、サイズが大きく腸重積などの危険性がある場合や出血を起こした場合には切除を検討されることもあります。

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