「大腸ポリープができると現れる症状」はご存知ですか?できやすい人の特徴も解説!

「大腸ポリープができると現れる症状」はご存知ですか?できやすい人の特徴も解説!

大腸ポリープができやすい人の特徴

大腸ポリープの中で腫瘍性ポリープの一つである大腸がんの危険因子はいくつかわかっています。これらの危険因子を知ることで大腸がんに気を付けていきましょう。

年齢・家族歴

40-50才以上の年齢、大腸がんの家族歴があることは一番の危険因子です。これに思い当たる方では、普段から大腸がん検診などでチェックをすることが大切です。また、大腸がんには遺伝的要因が関係している場合があります。家族性大腸腺腫症やリンチ症候群の家計では大腸がんになる可能性が高いため、若い時から大腸の精密検査を受ける様に勧められています。

食事習慣、生活習慣

過度の飲酒、赤身肉や加工肉の過剰摂取、高度の肥満、喫煙が大腸がんの発生に関連があると言われています。これらの生活習慣の乱れが、大腸がんの発生と関連があるため、注意が必要です。

性別・体型

大腸がんと診断された人は人口10万人あたり男性143.1人、女性104.6人とやや男性に多いですが、大きな差はありません。また、がんの死亡数で女性では大腸がんが一番多く(男性では3番目)、男女ともに気をつけなければなりません。
体型では、肥満の場合には大腸がんの危険性が増えるため、注意が必要です。特にBMI 27 kg/m2以上でがんのリスクの上昇の報告があります。適正体重を維持するようにしましょう。

大腸ポリープの予防法

食物繊維を多く含む食事

食物繊維の摂取が少ないと大腸がんになりやすいと報告されています。しかし、多く摂取すればするほど予防効果が上がるわけではなく、バランスの取れた食事が大切です。赤身肉や加工肉の過剰摂取を避け、野菜を十分にとり、適度なカロリー摂取で肥満に気を付ける必要があります。
また、ニンニクやカルシウムを含む食事も大腸がんの危険性を下げる可能性があると期待されています。まだ十分な結果は出ていないため、今後の研究結果を期待しましょう。

生活習慣の改善

適度な運動習慣が大腸がんの予防に効果があることが分かっています。適度な運動を行い、肥満に気を付け適正体重を維持しましょう。また、適度な飲酒、禁煙も大変重要です。

関連記事: