25歳会社員です。毎月「4万円」貯金してますが生活が苦しいです…貯金に回しすぎでしょうか?

「収入のうちいくらかを貯蓄に回して将来に備えたい」と考えている方は多いでしょう。
 
しかし実際には「生活するのが精いっぱいで貯蓄に回せるお金がない」「あるとつい使ってしまう」などの理由で、思うように貯蓄できていない方も少なくないと思います。月々の目標額を決めて貯蓄しているものの、生活が苦しくなってしまっている方もいらっしゃるでしょう。
 
本記事では、収入の何割を貯蓄に回している人が多いのか、アンケート調査の結果を基にご紹介します。

収入の何割を貯蓄に回しているのか?

株式会社ビズヒッツが男女500人に実施した「お金が貯まらない理由に関する意識調査」によると、「収入の何割を貯蓄しているか」という質問に対して表1のような結果が出ています。

 

表1

収入に対する貯蓄 割合
ほとんどしていない 26.8%
1~5%未満 20.2%
5~10%未満 17.2%
10~20%未満 15.6%
20%以上 20.2%

※株式会社ビズヒッツ「お金が貯まらない理由に関する意識調査」を基に筆者作成

 

最も多かったのは「ほとんどしていない」の26.8%で、貯蓄している人の中では「収入の1~5%未満」と「20%以上」が同率で20.2%を占めています。毎月4万円貯蓄した場合の貯蓄割合別の月収を表2にまとめたので、自分の収入だと4万円貯蓄すると何%になるのかを確認するうえでの参考にしてください。

 

表2

貯蓄割合 月収
10% 40万円
15% 約26.6万円
20% 20万円

※筆者作成

 

例えば、月収が20万円の場合、4万円貯蓄すると収入に対する貯蓄の割合が20%と大きくなります。生活が苦しくなってしまう可能性が高いため、貯蓄に回す割合をもう少し減らしてもいいかもしれません。

 

貯蓄が難しい理由として多いものは?

同調査によると、お金が貯まらない理由として最も多かった答えが「収入が少ない」というもので、2位が「必要な支出が多い」、3位が「計画性がない」が続いています。収入が少ないと、給料が入ってきても生活費で全てなくなってしまい、貯蓄に回せる分が残らないこともあるでしょう。

 

また、必要な支出が多い理由には「子どもの学費などで出費が多い」「親の家賃も払っているので余裕がない」などが挙げられています。特に、子どもが成長するにつれて経済的な負担も大きくなってきて、貯蓄が難しくなる家庭が多いと考えられます。

 

関連記事: