33歳で「年収370万円」、妻との「育児分担」のため転職しましたが、5年間給料が上がっていません。毎日定時で帰れていますが、将来も考えると転職すべきでしょうか…?

育児分担をするためには、定時に仕事から帰宅できるという点は非常に重要です。しかし、5年間も給料が上がっていないという状況だと、将来に不安を抱く人もいるでしょう。
 
本記事では、「33歳男性の平均年収」「転職するメリット・デメリット」を解説し、転職以外で収入アップを見込める方法を紹介します。定時で帰れるが給料が上がらないという方は本記事を参考に、自身の状況に合わせて最適な選択をしてください。

33歳男性の平均年収

国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、30~34歳の平均年収は425万円です。男性の平均年収が485万円、女性は338万円です。

 

企業規模や業種によって差はありますが、33歳の男性で年収370万円は平均よりもやや低いといえます。

 

転職するメリット・デメリット

「給料が上がらない」ことを理由に転職をしても、必ず給料がアップするとは限りません。また、環境の変化に対応する必要もあり、一長一短はあるものです。

ここでは、転職するメリット・デメリットを解説します。

 

転職するメリット

転職するメリットは、主に以下の3点です。

●給料が上がる可能性がある

●新しいスキルが身に付く

●自身の成長につながる

厚生労働省の「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、令和5年上半期に転職によって賃金が増加した割合は38.6%を占めました。このうち、30~34歳では転職者の47.4%が増加しています。

 

自分の目標や希望に合った転職先を見つけることで、給料アップを狙うことが可能です。また、新しいスキルや知識を習得すれば、キャリアアップも目指せます。

 

転職によって新しい環境で刺激を得ることで、自身の成長にもつながることでしょう。

 

転職するデメリット

以下の3点が、転職する場合の主なデメリットとして挙げられます。

●給料が下がる可能性がある

●人間関係を再構築する必要がある

●仕事に慣れるまでに時間がかかる

厚生労働省の「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、令和5年上半期に転職によって賃金が減少した割合は33.2%という結果になりました。このうち、30~34歳では転職者の32.6%が賃金を減らす結果となっています。

 

特に未経験の職種への転職は、即戦力として期待されないことが多く、給料が下がる可能性が高いと考えられます。

 

また、新しい職場環境に慣れるまでに時間がかかり、ストレスを感じるケースもあります。転職することの全てが幸せにつながるとは限りません。

 

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