こちらは、@mememimi728さんが「ぎゅうぎゅう詰め」とキャプションをつけてX(旧Twitter)に投稿した1枚。写っているのは、ミミちゃん(取材時4才)、ナビちゃん(取材時3才)、クムちゃん(取材時3才)です。撮影当時の状況について、飼い主さんはこう振り返ります。
飼い主さん:
「宅配便で荷物が届くと、愛猫たちはダンボール箱にまっしぐらなんです。猫ちゃんは箱が好きですよね。ただ、3匹入るほどの大きさではなかったので、まさか無理やり3匹入るとは……飼い主も驚き、思わず写真を撮りました」
3匹がダンボール箱に入る姿はSNSで話題に
写真を見たXユーザーからは、《かわいいの大渋滞ですね!癒やされます》《茶トラちゃんたち詰め合わせだねぇ》《しあわせギフト》といったコメントが寄せられるなど話題に。
飼い主さん:
「たくさんのコメントや『いいね』をいただき、うれしかったです。飼い主自身、3匹がダンボール箱にみっちり入っている姿は、とてもかわいいと感じました。『狭くないのかな?』と少し心配にもなりましたが、3匹ともあたたかそうにしていて、しばらくこのままの状態で過ごしていたんですよ」
【獣医師解説】猫がダンボール箱に入りたがる理由とは
ここからは、猫がダンボール箱に入りたがる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお話を伺います。
――茶トラ猫のミミちゃん、ナビちゃん、クムちゃんは、宅配便でダンボール箱に入った荷物が届くと、すぐにその中に入りたがるそうです。猫はなぜダンボール箱が好きなのでしょうか。
原先生:
「ダンボール箱はほどよいサイズ感で、猫にとっては安心感があるのでしょう。また、保温性も高いので、温かさなども感じているのかもしれないですね」
――この日は小さめサイズのダンボール箱の中に、3匹がみちみちになって入っていたそうです。飼い主さんは「狭くないのかな?」と少し心配にもなったそうですが、実際のところ、猫はどう感じているのでしょうか。
原先生:
「たしかに『少し狭いな』とは感じているかもしれないですね。ただ、猫は仲のよい猫同士で密着し、安心感や体温のぬくもりを感じることを好む傾向があるので、この状況を心地よいと感じているのではないでしょうか。より親密な関係性だと、密着することが多いようです」
原先生によると、猫にダンボール箱を与えるときは、ステープルなどの危険なものは、しっかりと取ってあげることが必要だといいます。また、ダンボール箱は清潔な状態の間のみの使用を心がけ、汚れたら早めにキレイなものと交換するなど、衛生管理にも十分気を配るとよいそうですよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
写真提供・取材協力/@mememimi728さん/X(旧Twitter)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年1月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。