ドラム缶風呂の作り方とは?
ドラム缶風呂作りに必要な材料や道具がわかったところで、ここからは作り方の手順を解説していきます。
実際に入浴する際の準備まで解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
手順1:土台を組み立てる
ドラム缶風呂の設置場所には、平らで安定した場所を選びましょう。
まずはブロックやレンガを使って土台を組み立てます。組み立てるときのポイントは以下のとおりです。
ポイント
手順2:ドラム缶を設置して水を入れる
作った土台の上に、ドラム缶をしっかりと乗せます。万が一、加熱中にドラム缶が転倒すると大事故につながるため、ぐらつきがないか慎重にチェックしましょう。
安全が確認できたら給水開始です。水量の目安はドラム缶の1/3から1/2程度。水を入れすぎると、お湯に浸かった際に、あふれて火が消えてしまう原因になってしまいます。
手順3:火を起こして加熱する
ドラム缶の下部に薪や炭をセットし、火を起こして加熱します。
大量の水を温めるため、火力が維持できるように薪などを追加しましょう。
気温や火力にもよりますが、約30〜40分ほどで40度前後の適温になります。寒い季節は熱が逃げやすいため、風除けを使うと火力が安定しやすいですよ。
手順4:すのこを設置して準備完了
お湯が適温になったら、ドラム缶の底にすのこを沈めます。すのこが浮く場合は足で押し込んで安定させましょう。
ここまで終われば、入浴前の準備は完了です。安全に注意しながら、入浴を楽しんでくださいね。
ドラム缶風呂の入り方とは?注意点も解説!
ドラム缶風呂の準備ができたら、以下の手順で入浴していきましょう。
入浴方法
ドラム缶は、側面はそれほど暑くなりませんが、底面は非常に高温になるため、湯温が適温であっても底面には直接触れないよう注意が必要です。
入浴後は手足が濡れていると滑りやすく危険なので、タオルで軽く体を拭いてから、ゆっくりと慎重に脚立を下りましょう。
また、ドラム缶風呂を安全に楽しむためには、事前の確認や適切な温度管理、排水方法などの注意点を押さえることが重要です。ここでは、設置前の確認事項や入浴時の注意点、排水のポイントについて詳しく解説します。
1.キャンプ場に事前確認する
キャンプ場などでドラム缶風呂を使う場合には、事前に問い合わせを行い、キャンプ場のルールを確認しておきましょう。
確認すべきポイント
無許可で設置するとトラブルになったり、周囲に迷惑をかけたりすることにつながるため、必ずルールを守って楽しみましょう。
2.水着を着用してマナーに配慮する
ドラム缶風呂は公共の場での入浴となります。プライバシーや公衆道徳に配慮して、入浴の際には水着や濡れてもよい衣服を着用しましょう。
視線が気になる場合はテントやタープ、パーテーションなどで目隠しを作る手もあります。
自分だけでなく、周りも気持ちよく楽しむためには、マナーやルールを守ることが大切です。
3.やけどしないように温度調節する
ドラム缶風呂は家のお風呂と違って、適温になっても自動で加熱が止まることはありません。火傷や思わぬ事故につながる恐れもあるため、温度確認は慎重に行いましょう。
お湯の温度の目安は38〜42℃くらい。ぬるめが好きな人は38度前後、熱めが好きな人は42度前後がおすすめ。
また、安全に入浴するための温度調整のポイントは以下の通りです。
ポイント
温度は手で触れても確認できますが、温度計を使ったほうが正確です。特に入浴中は体感よりも温度が上がっていることがあるので、温度計を使って確認しましょう。
4.一気に排水しない
大前提として、施設のルールに沿って排水することが大切ですが、以下のようなポイントにも注意しましょう。
ポイント
また「サイフォンの原理」を活用すると、ホースを使って安全に少量ずつ排水できます。
サイフォンの原理を使った排水手順
途中でホースの位置を変えると空気が入って水が流れなくなるため、設置後は動かさないようにしましょう。
可能であれば、DIYでドラム缶の側面に水抜き栓を取り付けると、排水がよりスムーズになりますよ。