5.しつけの放棄による問題行動
猫をどの程度自由に生きさせるかは、飼い主によって考え方が異なります。しかし、適切なしつけで必要な境界線を教えないことは、一緒に生活する上で、人間以上に猫自身にとってデメリットがあるのです。
子猫の頃の噛み癖や引っかき癖は、飼い主が教えることで、してはいけないことと次第に覚えていきます。子猫に適切な教育をせず、避けて放置すれば、成猫になっても何をしたら飼い主が嫌なのかを理解できない猫になるでしょう。
また、キッチンやベランダ、お湯を張った浴槽など、危険な場所への立ち入りを止めないことは、猫の命を危険にさらすことになります。
適切なしつけは猫が安全に暮らすためのルールを教える愛情のひとつです。家族が一貫したルールを教えることで、猫はそれに従い安全な生活を送れるのです。
まとめ
猫を「かわいそう」と思う優しい気持ちは、飼い主として大切な感情です。しかし、その感情に流されて客観的な判断を失ってしまうと、かえって猫を不幸にしてしまう危険性があります。
猫の気持ちはとても大切ですが、猫の飼育には必ず優先順位をつける必要があります。特に動物病院の受診控えは「かわいそう」と思う、飼い主さん自身に行きたくない気持ちがあることも。実際に猫にストレスがあっても一時的なもので、長期にわたり病気になるよりは、はるかにマシなことがほとんどです。
長期的な健康と幸せを守るためには、科学的根拠に基づいた適切な飼育を心がけることが、愛猫のためになります。

