3.嗅覚|ニオイ=貴重な情報源
猫はニオイで世界を把握する動物です。そのため、猫の嗅覚は人間の数倍以上とも言われています。
食べ物の好き嫌いだけでなく、相手が誰なのか、ここが安全な場所かどうかも匂いで判断しています。よく、猫同士がお尻や口元のニオイを嗅ぐ姿が見られますが、これは「何を食べてきたの?」「あなたは誰?」「異常はない?」などを一瞬にして察知する行為です。
また猫には「ヤコブソン器官」と呼ばれる、フェロモンを感じ取る特別な器官があります。口を少し開けて匂いを嗅ぐような仕草をするのは、この器官を使って情報を読み取っているためです。
したがって、引っ越しや模様替えをすると、猫が落ち着かなくなることがあります。匂いの環境が変わってしまうことが原因なので、猫にとって匂いは、視覚以上に重要な情報源であることがわかります。
4.味覚|味の感じ方が単調
猫が感じる味覚は、人間と比べると種類も感度も劣っています。
人間が感じるような「甘味」や「旨味」は、意外にも猫にはほとんど認識できないようです。
猫が主に感じ取るのは「酸味」「苦味」「塩味」で、さらに人間が強く認識できない「脂肪酸の味」に対する感度も高いとされています。猫にとっての脂肪酸の味とは、食べ物に含まれる脂肪分の量や質を判断するための感覚なので、栄養価を見極める指標となるともいえるでしょう。

