生理への不安をなくしたいという思いから、娘には早くから生理についての知識を教えていた私。しかし、初潮が近づくと、娘は「いつくるかわからない」と、変化を怖がるようになって……。
「いつくるかわからない不安」の正体
私は生理について「女の人の体に起こる大切な変化だよ」「赤ちゃんを生むための準備だよ」と、娘に伝えてきました。幼いころから性教育の絵本を一緒に開き、体の中で何が起こるのかを説明すると、娘は真剣に聞いてくれていました。
娘が小学校高学年になり、初潮がいつきてもおかしくない年齢になったころです。娘は生理を怖がるように。おなかが少しでも痛くなると「生理かもしれない」、便秘が続くと「これって生理?」と不安そうに尋ねてくるようになりました。
私はそのたびに、「心配しすぎかもね」と返していましたが、内心は戸惑っていました。
娘が怖がっているのは、経血などではなく「いつ始まるかわからない」というコントロールできない変化に対する不安でした。理屈では生理のことは理解できているものの、いざ自分に起こる可能性が近づくと、未知の恐怖に変わってしまったようなのです。
「いつ始まるかわからない」というのは、生理についてベテランになったとも言える私でも陥る不安。まだ小学生の娘にとってはどれほどだろうと、胸が痛みました。
不安を取り除けると思っていた
私は娘に、初潮がくる前に生理のことを教えれば、生理に対しての不安をすべて取り除けると思っていました。
しかし、娘の中では、体の変化を理解できた反面、「具体的な痛み」「対処のわずらわしさ」「予測不能性」といった、マイナスな面も娘の頭の中で膨れ上がってしまったのです。

