自宅に戻った茜に、母から罵詈雑言のLINEが届く。罪悪感に揺れる茜だったが、夫の言葉で「今は離れることが正解」だと確信。これまでの感謝を伝えつつ、決別のメッセージを送り、母からの着信を拒絶することに。
私の何がいけなかったのだろうか…
自宅に戻って1か月が経ちました。体調も少しずつ回復し、蓮との生活にようやく笑顔が戻ってきたころ、私のスマホに1件のLINEが入りました。
母からでした。
「帰ってからしばらくたつけど、連絡もよこさないのね?結局、あなたは自分のことしか考えてない。あんなにお金をかけて育ててあげたのに、親を捨てるつもり?一生後悔すればいい」
画面が滲んで見えました。 私は、何度も何度も自分に問いかけました。
「私が何か悪いことをした?」
「里帰り中、もっとうまく立ち振る舞えば良かった?」
夫の言葉に心のもやもやが晴れていく
答えの出ない自問自答を繰り返す私に、達郎は優しく、けれど強い口調で言いました。
「茜、もう自分を責めるのはやめよう。お義母さんは本来優しい人だけど、今は精神的に不安定なんだよ。茜のせいじゃなくて、それはお義母さん自身の問題だから。いずれ時間が解決するから、今は蓮との生活のことだけ考えよう」
達郎の言葉は、冷たく凍りついていた私の心にストンと落ちました。母は祖母の介護で疲れ、その後パチンコで金銭も失って気持ちが不安定になってしまった。そして、今は義実家と自分を比べて卑屈にもなっている。でもそれは、私のせいではなくて母自身の問題なのだ。

