「かわいくない」姿の子猫に一目ぼれ

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パリを拠点とする女優でシンガポール人のSharon Auさん(49歳)は、病弱な白い雄の子猫(生後2ヵ月)に出会った瞬間に一目ぼれしました。そして2020年に保護施設から引き取って家族に迎えたのです。
「子猫は生まれつきウイルス感染症にかかっていて、目の周りに涙やけがありました」
顔には黒い斑点があり、尻尾の先は白く、全体が黒いその容姿は「だれからも、かわいらしいとか愛らしいとは思ってもらえない姿だったのです」と彼女。
「だから引き取り手はいませんでした。でもこの猫は、幼いころのわたし自身を思い出させました。決してかわいくはなく、どちらかといえば『変わっている』子でしたから」と話すSharonさんです。
「規則」に従って名前を変更

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彼女は子猫に、日本の麺にちなんで「Udon(うどん)」と名付けました。でもフランス当局はこの名前を却下したのです。
「フランスではペットの命名規則があるのです。この猫の名はRudonにしなければなりませんでした。すべての名前は、生まれた年を表す指定されたアルファベットの文字で始まる規則だからです」
Rは2020年を表す文字でした。こうしてUdonはRudonとなり、登録手続きの一環として、健康診断やワクチン接種、マイクロチップの埋め込みを受けなければなりませんでした。
現在5歳になったRudonは、フランスのパスポートを持つ彼女の旅のパートナーです。彼女と愛猫はこれまでヨーロッパのいくつかの都市を旅してきました。
「Rudonはとっても上品で、フランス生まれらしい子なの。フランスのパスポートを持っているから、EU圏内ならどこへでも旅行できるのよ。静かでおとなしく、旅の友としては最高です」と笑うSharonさん。
「電車に乗っている間ずっと、ほかの多くの猫がニャーニャー鳴いているのを見ました。もしかしたら、すごく不安なのかもしれないわ。でもバッグのファスナーを開けると、Rudonは顔を出して伸びをするだけ。すごく落ち着いているのよ」
しかし彼女は、シンガポールに帰国する際にRudonを連れていくことはできません。
「Rudonは室内猫で、パリの涼しい気候にも慣れています。慣れ親しんだ家の環境で快適に過ごしているので、ストレスを与えるわけにはいきません。だからシンガポールに行くときは、2人のキャットシッターに世話を頼んでいます」
「わたしが旅行から帰ると、Rudonはすごく甘えん坊になります。ずっと後をついて回り、一緒に寝たりするのです」

