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短気な人ほど「脳卒中」のリスク増…怒りが血管を傷つける3つの理由とは 専門医が説く脳を守る“心の整え方”

短気な人ほど「脳卒中」のリスク増…怒りが血管を傷つける3つの理由とは 専門医が説く脳を守る“心の整え方”

短気な人が脳卒中を予防するには?

 短気な人が脳卒中のリスクを下げるためには、「性格を直す」ことよりも、「怒った時に血圧を上げない技術」を身に付ける方が現実的で効果が高いです。

 怒りの感情は、脳科学的には「突発的な生理現象」です。工夫次第で、その衝撃から血管を守ることができます。

 日常生活で取り入れられる具体的な工夫を、4つのステップでご紹介します。

(1)カッとなった時の「血管防衛術」(アンガーマネジメント)
怒りを感じた瞬間、脳内ではアドレナリンが出て血圧が急上昇しようとしています。これを物理的に食い止める技です。

・「6秒ルール」の実践
怒りのピークは長くて6秒しか続きません。この6秒間、言葉を発したり行動したりせず、ただやり過ごせば、アドレナリンの放出が収まり血管への衝撃が和らぎます。数を数える、手のひらを見つめるなどして、6秒だけ耐えてください。

・「深呼吸」は「吐く」ことから
カッとなったら、まず息を「フーッ」と長く吐き出します。息を吐くと副交感神経(リラックス神経)が働き、心拍数と血圧の上昇を強制的に抑えられます。

・物理的にその場を離れる(タイムアウト)
自分が苦手な人やネガティブなニュースなど、イライラする対象が目の前にあると、血圧は上がり続けます。「トイレに行く」「別の部屋」に行くなどして、視界から対象を消してください。

(2)イライラの「地雷」を踏まない工夫
短気な人は「自分のペースが乱される」ことや「待たされる」ことに強いストレスを感じます。

・「15分の空白」をスケジュールの間に挟む
時間に追われるとイライラは倍増します。予定と予定の間に空白の時間を15分作ることで、前の予定が押してもイライラせずに済みます。

・「ニュース断食」をする時間を設ける
正義感が強い短気な人は、不快なニュースやSNSを見るだけで、怒りにより血管を痛めつけています。意識的にスマホやテレビなどを見ない時間を作り、不必要な怒りの情報を遮断してください。

・マルチタスクをやめる
「テレビを見ながら食事」「電話しながら作業」など、同時に複数のことをこなすと脳が興奮状態になりやすく、ささいなことで爆発しやすくなります。1つずつ片付ける習慣をつけましょう。

(3)期待値を下げて血管を守る
短気な人は「こうあるべき」という理想や責任感が強い傾向にあります。

(効果的な対策)
・「合格ライン」を60点に下げる

自分にも他人にも100点を求めると、減点法でイライラしてしまいます。「命に関わること以外は60点でOK」とあらかじめ決めておくと、他人のミスも許容しやすくなります。

・「ま、いっか」「しょうがない」と思うようにする
口に出すことで、脳が「これは緊急事態ではない」と認識し、血圧の上昇が止まります。心で思っていなくても、とりあえず口に出すのがコツです。

(4)怒っても耐えられる血管をつくる
怒ってしまったとしても、血管自体がしなやかであれば破裂するリスクは減ります。

・毎朝の血圧測定を習慣にする
これが最も重要です。自分のベースの血圧を知っておきましょう。もし平常時の血圧が高ければ、怒った時のピーク値は「収縮期血圧200mmHg以上」といった危険な領域に達してしまいます。降圧剤などでベースを下げておくことが命綱になります。

・「GABA(ギャバ)」や「カルシウム」を含む食品を取る
発芽玄米やトマト、乳製品、小魚など、神経の興奮を鎮める栄養素を意識的に取ってください。

・カフェインを控える
コーヒーやエナジードリンクのカフェインは交感神経を刺激し、イライラしやすい下地をつくってしまいます。午後はノンカフェインにするなどの調整が有効です。

 短気な人が怒りを我慢しようとすると、それがまたストレスになります。重要なのは、「怒るのは仕方ないが、そのせいで自分が脳卒中で倒れるのは損だ」と考えることです。

 イライラしたら「今、自分の血管がいじめられている」とイメージしてください。そして「深呼吸して、自分の血管を守ろう」と意識を切り替えましょう。この視点を持つだけで、脳卒中のリスクは大きく下げられます。

配信元: オトナンサー

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オトナンサー

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