口腔粘膜の褥瘡性潰瘍の前兆や初期症状について
初期の口腔粘膜の褥瘡性潰瘍では、口の中の違和感から始まります。食事や会話、入れ歯を動かしたときに痛みを感じることもあります。
次第に、はっきりとした痛みを感じるようになり、白い膜で覆われた潰瘍が生じます。痛みが強くなると、食事や会話が難しくなることもあります。潰瘍の周りが赤く腫れていることもあります。
同じ原因で生じた褥瘡性潰瘍でも、人によって感じる痛みの強さや潰瘍の大きさは異なります。糖尿病などの病気がある方や体の抵抗力が弱っている方は、症状が重くなりやすく、治りにくい傾向があります。
口腔粘膜の褥瘡性潰瘍の検査・診断
褥瘡性潰瘍は見た目が特徴的なので、経験豊富な医師であれば視診だけで診断できます。
口の中をよく観察し、症状のある場所、大きさ、形、色などを確認します。また、いつから痛みがあるか、入れ歯を使っているか、最近歯の治療をしたかなどを確認します。一般的に、入れ歯の縁やとがった歯の近くにできた白い膜で覆われた潰瘍があり、周りが赤くなっていれば、褥瘡性潰瘍と判断されることが多いです。
治療のための検査として、入れ歯を使っている場合は、入れ歯と口の粘膜がきちんと合っているかを確認します。特殊な色素を使って、入れ歯が強く当たっている部分を確認することもあります。
また、数週間経っても治らない場合や治療をしても良くならない場合は、他の病気(口の中のがんなど)でないか確認するために、組織の一部を採取する検査を実施します。
何度も潰瘍ができる場合や他の症状もある場合は、糖尿病など体全体に関わる病気がないかを調べることもあります。

