日光角化症の前兆や初期症状について
日光角化症を発症すると、通常、皮膚表面に変化がみられます。
初期の日光角化症では、湿疹のような赤い発疹に約1~3cmの白い角質が付着する場合があります。
とくに顔面や手の甲、前腕など、慢性的に紫外線を浴びつづける部位は皮膚症状が起こりやすく、同時に複数の病変がみられたり、時間が経ってから症状がみられたりするケースも珍しくありません。
進行すると、皮膚表面にしこりを触れたり、皮膚の炎症や出血、びらん(皮膚の表面がただれた状態)などの変化がみられたりするケースもあります。
さらに日光角化症が悪化して有棘細胞がんを発症すると、患部から膿が出たり、悪臭を生じたりするケースもあります。
日光角化症の検査・診断
日光角化症の診断では、問診や視診、触診、皮膚生検などがおこなわれます。
問診では、慢性的な紫外線への暴露歴を確認するために年齢や職業、生活習慣などを確認します
視診や触診では、皮膚表面の状態を詳細に観察します。
日光角化症では病変部で毛細血管の増加が起こりやすく「ダーモスコープ」という特殊な拡大鏡を用いて観察する場合があります。
複数の部位に同時に病変が発生することもあるため、自覚している部位の他にも皮膚症状がないかの確認も重要です。
日光角化症や湿疹、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)などとの鑑別が難しいケースでは、皮膚生検(病変の組織を採取し、組織の成分を調べる検査)がおこなわれることもあります。
日光角化症の進行により有棘細胞がんが疑われる場合には、患部の状態を調べる目的で画像検査(エコー検査、CT検査、MRI検査など)が選択されるケースもあります。

