ワクチンや予防はなぜ必要?

わんちゃんをお迎えしたら切り離せないのが「予防」です。
予防接種や毎月の寄生虫の予防など、飼い主さんは忘れないように行わなければならない予防がたくさんあります。
しかし、なぜ必要なのかな?とふと考えることもあるのではないでしょうか。
なぜ必要なのか、おうちの子に必要な予防はどんなものなのか、正しく理解をして行うことが大切です。
自分のわんちゃんを守るため
一番の目的はおうちのわんちゃんを守るためです。
予防接種の中に含まれる病気は、日常生活の中で感染し得るものばかりで、特に他のわんちゃんたちと接触する場合、感染してしまう可能性もあり、わんちゃん自身の身を守るために必要です。
寄生虫の予防も、日常生活の中に存在していて感染し得るため、欠かせません。
治療をすれば負担を軽減できるものもありますが、命を落としてしまう危険性のあるものもあります。
愛するわんちゃんを守るため、予防は大切です。
飼い主さんを守るため
わんちゃんの感染症の中には、人獣共通感染症と言って、飼い主さんにも感染する病気もあります。
中にはわんちゃんが感染することで、飼い主さんも感染してしまい死に至る危険性がある病気も存在するため、注意が必要です。
これらの病気も、よく見られる地域性などはあるものの、日常生活で感染する可能性があるものです。
どんなわんちゃんでも感染する可能性があるため、わんちゃんと飼い主さんの健やかな生活を守るための予防とも言えるでしょう。
他のわんちゃんたちを守るため
おうちのわんちゃんが社会で生活している以上、他のわんちゃんと接触する機会もあるはずです。
お散歩をあまりしないわんちゃんであっても、動物病院やトリミングサロンに通う機会もあるでしょう。
もしおうちのわんちゃんが病気に感染している状態で、他のわんちゃんが集まる場に行く場合、他のわんちゃんたちへ病気の感染を拡大させてしまう危険性があります。
もちろん、他のわんちゃんたちが病気の予防をしていることも大切ですが、それぞれがマナーとして予防をきちんと行うことが飼い主さんとして、社会で生活するわんちゃんとして必要です。
特に注意が必要とされる病気は?

様々な病気の予防を行うべきと注意喚起がされていますが、中でも特に気を付けなければならないものが存在します。
どうしても予防を行うことが難しそうであれば、生活環境やわんちゃんの状態などにもよりますが、優先して予防を行うべき病気とも言えるでしょう。
リスクの大きさと、予防によってわんちゃんに対してかかる負担を比較したうえで予防を行うかどうかを決めると良いでしょう。
レプトスピラ症
人獣共通感染症とも呼ばれ、飼い主さんにも感染する可能性がある病気です。
レプトスピラ症は、野ネズミなどの野生動物の尿を媒介して感染する細菌が原因となる病気であり、感染するとわんちゃんは肝障害や腎障害、出血傾向などが見られ、ひどい場合は死に至る危険性もあります。
国内での発生は少なかったですが、最近では首都圏でもわんちゃんの感染が確認されていて注意が必要です。
アウトドアによく出かける子や、ネズミなどが見られたり接触する可能性のある地域のわんちゃんは、飼い主さんも感染してしまうことのないよう接種することをおすすめします。
マダニ感染によるSFTS
特に最近話題になっているウイルスによる感染症です。
「重症熱性血小板減少症候群」という病気で頭文字をとって「SFTS」と呼ばれます。
マダニを媒介してウイルスが感染し、発熱や血小板減少などが見られるため、出血傾向が見られるようになります。
最初は症状が気付きにくいですが、進行とともに神経症状や出血による全身状態の悪化などにもつながり、死に至る危険性もある怖い病気です。
SFTSは飼い主さんも感染し、命を落とす危険性のある病気です。
SFTSウイルスを予防する方法はまだ開発されていませんが、媒介するマダニを予防することでSFTSウイルスへの感染する確率を低くします。
パルボウイルス感染症・ジステンパーウイルス感染症
古くからわんちゃんを死に至らしめる危険性のある病気として知られているのがパルボウイルス感染症やジステンパーウイルス感染症です。
これらの病気は日常生活の中でも触れる可能性のある病気であり、特に子犬の集まるペットショップやブリーディングの場などで見られることのある病気です。
パルボウイルス感染症は消化器症状を、ジステンパーウイルス感染症は神経症状を呈して重症化することで、わんちゃんを死に至らす危険性のある怖い感染症です。
わんちゃんと接触する可能性のあるわんちゃんであれば、最低でもこれらの病気の予防をすることをおすすめします。

