犬のワクチンや寄生虫の予防の必要性とは?「予防が難しいケース」まで獣医師が解説

犬のワクチンや寄生虫の予防の必要性とは?「予防が難しいケース」まで獣医師が解説

予防が難しいケースはどうしたらよい?

犬をなでながらカルテの記入をする獣医師

予防を行うことで怖い感染症になってしまうリスクを減らすことができますが、体調やわんちゃんの状態などによっては難しい場合もあるでしょう。

他のわんちゃんとの接触を控えなければならないこともあるかもしれません。

予防が難しい場合はどのように対策をしたらよいのでしょうか。

ワクチンの種数を減らす

ワクチンには様々な種類があり、含まれる病気の種類が異なります。

病気の種類の数が増えることで、体への負担がかかる場合もあり、高齢のわんちゃんや持病によってはワクチンの接種により体調が悪化してしまうリスクも考えられるでしょう。

致命的な病気の予防のみを目的とし、種数を減らすことも選択肢の一つです。

致命的な病気であるジステンパーウイルス感染症やパルボウイルス感染症の身を防ぐ2種ワクチンが最低の種数となり、かかりつけの先生と相談しながら、最低限の病気の予防だけを行うという方法でも安心できると思います。

抗体検査を行なって接種の可否やタイミングを決める

ワクチン接種の目的は、わんちゃん自身の免疫力を上げることになります。

充分に病気を予防することが可能な免疫力を持っていることがわかれば、ワクチンを接種する前の状態でも病気を予防することができます。

ワクチンの接種が難しい場合、抗体検査を行い、現在のわんちゃんのウイルスなどの感染症に対する免疫力を把握しておくと安心です。

こまめに抗体検査を行うことで、免疫力が低下した場合はワクチンを接種するという選択であれば、最低限の負担でワクチンを接種することが可能でしょう。

かかりつけの先生と抗体検査を行うタイミングや接種のタイミングについて、わんちゃんの状態を観察しながら決めることをおすすめします。

様々な寄生虫予防のアイテムがあるため、ストレスなく行えるものを探す

外部寄生虫の感染自体は、重度でなければ致命的なトラブルにつながりにくいですが、他の致命的な感染症を媒介してしまう危険性があり、他の感染症同様に対策が欠かせません。

最近ではおなかの虫やフィラリア、外部寄生虫が1つのお薬ですべて対策できるようにオールインワンタイプになっているものが主流です。

オールインワンタイプのものは便利である反面、経口投与のお薬であることが多く、わんちゃんによっては投薬が難しい場合もあるでしょう。

経口投与のお薬もチュアブルタイプや錠剤タイプなど様々であり、わんちゃんによってはチュアブルタイプに対しては警戒してしまうケース、錠剤は吐き出してしまうので苦手であるケースなどいろいろな事情があるとお聞きします。

お薬も様々な選択肢があるため、飼い主さんにとってもわんちゃんにとってもストレスになりにくいタイプのものを選ぶことで、予防へのハードルが下げられるでしょう。

まとめ

幸せそうな表情で上を見上げる犬

病気の予防はおうちのわんちゃんだけでなく飼い主さんの健康をも守る大切なものです。

そして他のわんちゃんとのかかわりもある社会の中で生活するために行う、一つのマナーとして欠かせません。

おうちのわんちゃんだけでなく、周りのわんちゃんや飼い主さんも含め、わんちゃんと人間が健康で問題のない生活を送れるよう、飼い主さんの責任として病気の予防は必ず行いましょう。

不安がある場合、「しない」という選択を一人で決断するのではなく、必ず専門家であるかかりつけの先生に相談することで最善の方法が見つかる場合もあります。

おうちのわんちゃんに最適な予防スタイルを見つけられると良いでしょう。

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