「正しく恐れる」ことが大切。二次感染防止とワクチンの重要性とは
編集部
愛知県と東京都が発表した内容への受け止めを教えてください。
増田先生
日本ではほとんどの方が予防接種を受けているので、大きな流行につながることは無いと思われます。一方、予防接種も100%確実ではないので、もし麻疹を疑う症状が出たときは外出を控えて、まず医療機関に電話で相談してください。患者さんが利用した施設については、長時間ウイルスが浮遊しているとは考えにくいので、風評などに惑わされず、冷静な対応を心がけることが大切です。麻疹は、通常は発疹が出てから1週間〜10日ほどで治る病気ですが、1000人に1人ぐらいは合併症などで亡くなる場合があります。また、10万人に1人ぐらいは麻疹が治ってから数年後に亜急性硬化性全脳炎という続発症で命を落とすこともあります。日本では、1歳児と小学校入学前年の児童に定期予防接種をおこなっています。「たかが、はしか」と油断せずに予防接種を受けるようにしましょう。
編集部まとめ
今回、愛知県と東京都で麻疹の感染者が相次いで確認されたことは、決して遠い話ではありません。麻疹は感染力が非常に強く、同じ空間にいるだけで感染するリスクがあります。過度に恐れる必要はありませんが、体調に異変を感じたら、まず医療機関に電話で相談し、感染拡大を防ぐ行動を心がけましょう。また、予防接種も有効です。

