スキルス胃がんを早期発見した場合の生存率
スキルス胃がんは発見された時にはすでに進行していることが多く、なかなか早期に発見できることが少ないです。このため、スキルス胃がんはいまだに生存率が低めです。ある報告では、全体の5年生存率は14.6%とされています。また、切除可能例では5年生存率は21.6%でした。スキルス胃がんが腹膜播種や転移がなく切除可能であれば、生存率は高くなります。なるべく早めに発見をすることが望まれます。
スキルス胃がんの検査法
上部消化管造影検査(バリウム検査)
上部消化管造影検査とは、発泡剤で胃を膨らませ、バリウムを内服して行う検査です。そして、飲んだバリウムを胃の中で薄く広げながら体位を変え、連続してレントゲン撮影をし、胃の形や胃の中の凸凹を観察します。影絵をみるように胃の内部を映しだすため、内部の色調や、わずかな色の変化や、隆起やくぼみまではわかりません。一方で、胃の全体の形や広がりやすさに関してはわかりやすいためスキルス胃がんの発見には適しています。
上部内視鏡検査
口や鼻から内視鏡を挿入し、胃の内部を直接観察する検査です。直接胃の粘膜や病変をみることができるため、病変の場所やその範囲、深さなどを確認することに優れています。また、病変をつまみ取り、病理診断をする生検を行うこともできます。
画像検査(CT検査、MRI検査)
CTやMRIなどの画像検査では、X線や磁石、電波を用いて体の断面を画像にすることができます。この検査で、病変から離れた部位での転移やリンパ節への転移、周囲の臓器への浸潤がないかを確認することが可能です。また、造影剤を使用して、血管や臓器、病変をより詳しく見えやすくして検査を行うこともあります。

