スキルス胃がんになりやすい人の特徴
現在のところスキルス胃がん単独での発症原因は、はっきりしていません。しかし、通常の胃がんと同様に、複数の要因がスキルス胃がんの危険因子ともなり得ると考えられています。
ピロリ菌感染
ピロリ菌の感染は胃がんの主要な危険因子と報告されています。胃がんと同様に、ピロリ菌感染がスキルス胃がんの発症リスクを高めることが分かってきました。このため、ピロリ菌感染が確認された場合には、除菌とその後の経過観察が非常に大切です。
日本では、衛生環境が改善され、徐々にピロリ菌の感染は減少し、若い人では感染率は低くなっています。
若い女性・遺伝的要因
スキルス胃がんは20歳〜40歳代の若い女性で発生しやすいことが分かっています。この年代の女性で胃痛や嘔気、食欲不振が持続する場合には、消化器内科での相談をお勧めします。
また、遺伝的な要因も関係があると言われています。家族内でスキルス胃がんの人がいる場合には注意が必要です。
生活習慣
通常の胃がんでは、高塩分食や塩分の過剰摂取、喫煙や飲酒などが発症の危険因子と報告されています。スキルス胃がんでもこのような危険因子がある場合には注意したほうが良いでしょう。
スキルス胃がんの代表的な症状
スキルス胃がんの症状は、基本的には通常の胃がんと変わりないです。また、初期ではほとんど症状がみられません。
みぞおちの痛み
スキルス胃がんが進行すると、胃が位置するみぞおち辺りの痛みや不快感がみられることがあります。胃炎や胃潰瘍など他の病気でも起こり得るため、症状のみでは区別がつきません。しかし、みぞおちの痛みや不快感が持続する場合には消化器内科を受診して相談をしてみましょう。
胸やけ、嘔気
スキルス胃がんの症状は、進行すると胸やけや嘔気などの症状がみられます。数日であれば、急性胃腸炎である可能性が高いですが、1週間以上持続するような場合には何か消化器系の病気が隠れている可能性があります。消化器内科を受診しましょう。
食欲低下
スキルス胃がんが進行すると、食欲が低下し食事がとれなくなります。また、次第に体重が低下してくることもあります。食欲低下や体重減少に気が付いたときには、消化器内科で相談をしましょう。

