胃カメラ検査の流れと注意点
編集部
検査前の準備について教えてください。
坂口先生
前日は決められた時間以降の飲食を控えていただき、当日は絶食で来院していただきます。薬については、血液をサラサラにする薬など一部調整が必要な場合がありますので、自己判断で中止せず事前に医師へ相談してください*2。安全に確実に検査を行ううえで、準備がとても重要です。
編集部
当日の検査の流れを教えてください。
坂口先生
来院後に問診と説明を行い、のどの麻酔や鼻の処置、鎮静剤の投与など準備をします。検査自体は5〜10分ほどで終了します。鎮静剤を使用した場合は回復室(リカバリールーム)で休んでいただき、その後、結果の説明となります。
編集部
検査後に気をつけることはありますか?
坂口先生
のどの麻酔がしっかり覚めるまでは飲食を控えていただきます。鎮静剤を使った場合は、当日の車の運転や激しい運動は避けていただく必要があります。強い腹痛や吐血など普段と違う症状があれば、すぐに医療機関へ相談してください。
編集部
最後に読者へのメッセージをお願いします。
坂口先生
食道がんは早期の段階では症状が出にくく、バリウム検査でも発見されにくいという特徴があります。特にアルコール度数の高いお酒を飲む人、飲酒後に顔が赤くなる人、タバコを吸う人は食道がんのハイリスク群とされているので、異常の早期発見のためにも定期的に胃カメラを受けることをおすすめします。
編集部まとめ
食道の病気は初期には症状が出にくく、気づいた時には進行していることもあります。胃カメラは短時間で粘膜を直接確認できる精度の高い検査であり、以前と比べて苦痛も緩和されています。胸焼けが続く人や不安がある人は、早めに専門医へ相談してみてはいかがでしょうか。
参考文献
*1 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)
*2 抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン

