外耳炎の予防は「耳を触る前」に始まっている

外耳炎は、耳の掃除の仕方だけでなく、日常の過ごし方が大きく影響します。耳の形だけでは説明できない外耳炎のリスクが多い以上、毎日の生活を見直すことが予防につながります。
まず、体重管理は非常に重要です。体が重くなると皮膚の状態が乱れやすくなり、湿気がこもりやすくなることで耳の中の環境も悪化しやすくなります。適正体重を保つことは健康全体に良い影響を及ぼすだけでなく、外耳炎の予防にも役立ちます。
また、皮膚が弱い犬やアレルギーを持つ犬は外耳炎になりやすいため、食事や環境を整えて皮膚の状態を良く保つことが大切です。季節によって外耳炎が悪化する犬も多く、湿度が高い時期は注意が必要です。
耳掃除についても誤解が多い部分です。耳を触りすぎると逆に炎症を引き起こしてしまうことがあります。耳の汚れは「必要な時だけ」「優しく」「獣医師に指導された方法」で行うことが大切です。特に外耳炎が再発しやすい犬は、耳のケア方法を一度獣医師に確認しておくと安心です。
外耳炎は繰り返すことが多い病気ですが、その背景には体質や生活習慣が深く関わっています。今回の321頭の調査でも、耳の形や毛の量だけでは説明できない“体全体の特徴”が大きなリスクになっていることが示されました。
まとめ

321頭を調べた研究では、外耳炎は耳の形だけではなく、体重、皮膚の体質、アレルギー、生活環境など多くの要因が関係していることが分かりました。耳だけに注目するのではなく、日常のケアと体全体の健康が予防の鍵となります。
(参考文献:Animals (Basel). 2024 Aug 31;14(17):2537.)

