3.年齢に合ったキャットフードを選ぶ
市販のキャットフードは、猫のライフステージごとに主に3段階に分かれているため、年齢に合わせて与えましょう。
子猫
子猫は健康に成長するため、成猫用の2〜3倍のエネルギーが必要です。そのため、子猫用フードは、高タンパク・高カロリー、さらに未熟な消化器官に配慮されています。
生後6ヵ月くらいまでは、数週間単位で大きくなるので、ミルク・離乳期のウェットフード・離乳後のドライフードなど成長に合わせて切り替えましょう。
また、生後1年未満に避妊去勢手術をすると「食べ盛りにもかかわらず太りやすい」という難しい状態になります。体重管理をしつつ、かかりつけの獣医師と相談しながらフードを選びましょう。
成猫
成猫用の目安は、だいたい1歳~7歳くらいまで。体重維持と肥満防止のため、筋肉維持に必要なタンパク質を含みつつ、泌尿器系の健康にも配慮されています。
チキンやフィッシュなどのフレーバーだけでなく、粒の大きさや形状、機能別など、多くのバリエーションが展開されているのが成猫用フードの特徴です。
シニア
7歳以降はシニア期に入ります。代謝の低下に合わせて低カロリーで、メーカーによっては腎臓や関節の健康に配慮した栄養調整がなされています。
最近では10歳以上、15歳以上といったハイシニア向けフードもあります。しかし、高齢になって病気が見られる場合は、療法食になるケースが出てくるため、定期的な健康診断を受けたうえで食事を選ぶようにしましょう。
まとめ
キャットフードは情報が多く、選択に迷うことも少なくありませんが、基本的には「年齢に合った総合栄養食」を与えることで問題ありません。
年齢に適した栄養設計でないフードを長期間常食すると、子猫では栄養不足、成猫では肥満、高齢猫では内臓への負担につながる可能性があります。
また、「穀類は良くない」「グレインフリーがよい」といった情報も見られますが、過度にこだわる必要はありません。国内で市販されているキャットフードの穀類は、消化しやすく加工されており、穀物アレルギーがなければ問題ありません。
一方、グレインフリーに関しては、「猫の食性に考慮した肉類主体のフード」と「主原料が豆類などに偏ったグレインフリー」と混同されることがあります。流行やイメージだけで判断せず、フードの中身を理解したうえで選ぶことが重要です。

