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「なんとなくの不調に悩まされる人が減る」 国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんが考える“おうち薬膳”の重要性

「なんとなくの不調に悩まされる人が減る」 国際中医薬膳師の齋藤菜々子さんが考える“おうち薬膳”の重要性

使いやすい“おすすめのキッチン用品”2つ

齋藤さんはおすすめのキッチン用品として、家事問屋の「だしとりあみ」を挙げた。出汁をこすための網だが、目がとても細かいところを絶賛している。

「出汁をこすときには、さらしやキッチンペーパーを使っていたんですが、これは目が細かいのにすごく早く綺麗にこせるんです。キッチンペーパーだと、そこに出汁が吸い込まれていくのがめちゃくちゃもったいないと思っていたので、これは本当に便利です」

目の細かさと水切れの良さから、齋藤さんは出汁以外にも使うことが多いそう。

「例えば、ひじきを水で戻して水気を切るとき、ザルに引っかかっちゃうことが多かったのですが、これだけ目が細かいと引っかからない。ステンレス製200メッシュの極細網目で、見るからに違うくらい目が細かいです」

さらに、一菱金属の「すくいやすく返しやすいターナー」もおすすめキッチン用品として紹介。その名の通り、すくいやすく返しやすいところがお気に入りポイントとのこと。

「返す面の部分が非常にコンパクトで小回りが利くところが私はすごく好きなんです。ハンバーグを何人分か焼くとき、フライパンの中がいっぱいになって、大きいターナーだと返すのが難しい。でも、これは小回りが利くので、スイスイとすごく使いやすい。個人的にはしならないタイプなのも好きです。しならないほうが力が入れやすいんです」

“おいしい”は永遠の探求テーマ

料理を作ることと食べることのどちらが好きかという問いに、齋藤さんは「食べること」と回答。どちらも大好きだが、食べることのほうが少し勝っているそう。

「食べたいから作るというのが、自分の生活シーンの中でもすごく多い。そうなると“食べる派”なのかなってちょっと思いました。あれが食べたいから作ろうとなり、それで作っているときが楽しいという順序が多いです」

「おいしい」については、正解がないからこそ、自分の永遠の探求テーマであると語る。

「家の料理に関しては、“おいしい”は必要項目だと思っています。まあまあおいしい、そこそこおいしい、とびきりおいしいなど、幅はいっぱいあっていいのですが、おいしくないになってしまうと、作る人も悲しい気持ちになるし、食べる人も幸せではないし、素材にもごめんねみたいな感じになる。なので、“おいしい”を担保するための指標になるのが、私たち料理家が提案しているレシピだと思っています」

齋藤さんのレシピには、「ちょっとした薬膳の知恵を知ってほしい」という想いがあるという。そして、作ってもらうだけではなく、続けてほしいとも考えている。

「ご飯は薬よりも緩やかなので、1食や1日食べて劇的に体調や体質が変わるわけではない。でも、何週間、何ヶ月と頭の片隅にあって、無理のない範囲で続けていれば、絶対に何かしら体が変わるのが食事のいいところです。だから、私はおいしさをレシピの中で担保して、かつみなさんが続けやすいように、作りやすさを念頭には置いて提案するようにしています」

ただ、コロナ禍以降、発信が一方的になっているかもしれないという点が、自分の中での課題としてある。

「コロナ前は料理教室などもあったのですが、今は媒体を通してレシピを提案させていただく形なので、作った方の声をあまり聞く機会がない。なので、どういう人に届いて、どんな感想で、どういうニーズがあってといったことをもっと知って活動したいというのは、頭の片隅で思っていますね」

そのため、今年の目標として、対面の場を設けたり、レシピ以外の提案をする発信をしたりもしていきたいと考えている。

「レシピは文なので、長いと難しく見えるため、端的にしてしまう。肉を焼き付けて、それがどう作用して重要なのかみたいなことまでは盛り込みづらいんです。あと、中医学は料理だけの話ではなく、冬場に寝るときはどうするとか、イライラしたときはどうするとか、季節に沿って体に起きる変化や日々の生活にまつわる知恵などもあるので、それらも合わせて知っていただいたほうが、中医学の楽しさが伝わるのではないかと思っています」

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