膵臓がんの検査法
血液検査
血液検査では、腫瘍マーカー(CA19-9など)を測定することで、膵臓がんの可能性を調べます。高齢者の場合、他の疾患の影響で腫瘍マーカー値が上昇することがあるため、注意が必要です。消化器内科、胃腸科で採血を行います。入院の必要はありません。
画像検査
消化器内科、胃腸科、放射線科でCT、MRI、超音波検査を行い、膵臓の状態を詳しく調べます。通常は外来で検査を行いますが、場合によっては入院が必要な場合があります。入院期間は数日です。
内視鏡検査
内視鏡検査では、内視鏡を口や鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。膵臓がんが疑われる場合は、超音波内視鏡検査を行い、胃や十二指腸の壁越しに膵臓や胆道を至近距離で詳しく調べます。通常外来で検査を行うことが多いですが、超音波内視鏡検査の場合は、入院が必要な場合があります。入院が必要な場合は、1〜2泊程度です。
膵臓がんの治療法
手術療法
膵臓がんの治療法として、最も効果的なのは手術です。消化器外科で入院し、手術を行います。手術では、がんを切除します。入院期間は手術の内容や患者の状態によって異なりますが、数週間〜1ヶ月程度です。術後は、早期離床や呼吸訓練などのリハビリを行います。
化学療法
腫瘍内科、消化器外科で化学療法を行います。ステージⅠ以上の膵臓がんの場合は手術に先行して術前化学療法、手術後には生存率を延長させるために術後補助化学療法を行うことが推奨されています。また、手術ができない場合や、手術後に再発した場合には、全身化学療法を行います。
抗がん剤の種類や患者の状態によって異なりますが、入院が必要な場合があります。入院が必要な期間は、抗がん剤の種類や患者の状態によって異なります。詳しくは主治医に確認をしてください。
放射線療法
膵臓がんの放射線治療には、治療の効果を高めることを目的とした化学放射線療法と症状緩和を目的とした放射線治療の2つがあります。通常放射線治療科で放射線療法を行います。化学放射線療法は放射線治療と化学療法を組み合わせた治療法です。化学療法と組み合わせることで治療の効果を高めることが期待でき、局所進行切除不能膵臓がんに対する標準治療の1つです。症状緩和を目的とした放射線療法は手術ができない局所進行切除不能膵臓がんや、遠隔転移がある場合に、痛みを和らげるために行われることがあります。

