物価高はお小遣いの「額」より「使い方」に影響している
今回の調査で特徴的だったのは、「お小遣いの金額そのものは変えていない」と回答する家庭が多い一方で、「物価高の影響を感じている」という家庭が大多数を占めたことです。
平均額こそ前回とほぼ変わりませんが、中身を見てみると「お小遣いの目減り」が深刻です。
保護者からは、「同じ金額で買えるものが少なくなった」「子ども自身が値上がりを実感している」といった声が多く寄せられました。額面は据え置きでも、実際にはやりくりが厳しくなっている現状が浮き彫りになっています。
とはいえ、すぐにお小遣いの金額をあげるのではなく、まずは節約の方法を子どもに教えるなどして工夫で対応する声も多く上がっていました。
影響(1) 同じ金額で買える量が減った
・「昔の5,000円と今の5,000円では価値が違うので、お菓子を買うのも外食するのも個数や回数が減ったと思う」(とうしかさん 埼玉県 中1男子 保護者)
・「買えるものが少なくなってしまい、ストレスやフラストレーションが溜まってしまう」(あたさん 東京都 中3男子 保護者)
これらのコメントからは、子どもが日常的な買い物を通して値上がりを実感している様子がうかがえます。
影響(2) 節約の工夫を教えるようになった
・「物価高の認識を持つように伝えて、本当に必要か見極めてから買うように教えている」 (なおさん 埼玉県 中2男子 保護者)
・「色々なものが値上がりしているので、その都度、物の値段を調べさせて、金額を決めている」 (のりのりさん 京都府 中3女子 保護者)
物価高への対応として多かったのは「お小遣い額を増やす」ことではなく、使い方の工夫でした。これらの声からは、“金銭感覚を育てる機会”として物価高を捉えている様子もうかがえました。
「お小遣いを増やしてほしい」と言われたら、まずは話し合いを
今回の調査で、この1年間にお小遣いを増やしてほしいという要求を受けたかを聞いてみると30%の家庭が「増やしてほしいと要求されたことがある」と回答しました。
ただし、要求があった場合でも、即座に増額する家庭は少数派でした。では、増額の要求を受けたらどのように対応しているのでしょうか?
