
兵庫県神戸市にある白鶴美術館は、3月3日(火)~6月7日(日)の期間、春季展を開催している。
本館は「生きもの活き!活き! ―美術でめぐる白鶴動物ワンダーランド」、新館は「中東絨毯の動物文様」として行われる。
動物が表現された美術品を展示
白鶴美術館は、昭和6(1931)年に白鶴酒造七代嘉納治兵衛(1862~1951)の寄贈品五百点をもとに設立され、昭和9年5月に開館した。以来、東洋古美術の優品を収蔵する美術館として、春・秋二回の展示を軸に活動を続けている。
今回の展示では主な所蔵品である中国美術工芸および日本の書画のなかから、動物が表現された美術品を展示する。
今から3000年以上前の殷・西周時代の青銅器には、様々な動物を組み合わせた幻獣が描かれている。その後の美術にも神獣・幻獣たちが生まれるが、唐時代に入るとより現実の動物たちに近い姿で描かれるようになるという。白鶴美術館の銀器はそうした描写に富んだ作品だ。
現在開催されている春季展では、古代の幻獣や神獣、身近な動物たちなど、人びとが表してきた動物たちの造形を、描かれた背景や目的とともにとらえていくという。
また、新館では中東絨毯に描かれた動物たちを紹介する。
主な展示品をチェック
主な展示品を紹介しよう。

本館(中国陶磁器)では西周時代の「鳥形卣」

唐時代の「鍍金狩猟文六花形銀杯」(重要文化財)、

明時代の「五彩魚藻文壺」、

新館(絨毯)では、ペルシア北部、20世紀初期の「セムナーン/テヘラーン」を鑑賞できる。
