脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「しいたけ」の”どこに日光を当てる”と「栄養」が増加する?注意点も医師が解説!

「しいたけ」の”どこに日光を当てる”と「栄養」が増加する?注意点も医師が解説!

しいたけの栄養は?メディカルドック監修医が健康効果・保存方法について解説します。

池田 早苗

監修管理栄養士:
池田 早苗(管理栄養士)

委託給食会社勤務後、企業での商品開発や食品表示作成などを経て、現在は介護施設にて栄養管理業務に従事。

しいたけとは?

しいたけとは?

しいたけは、日本や東アジアで広く親しまれている代表的な食用きのこです。主にシイ(椎)の倒木や切り株に発生することから「椎茸」と名付けられたとされています。日本では室町時代にはすでに人工栽培が始まっていたとされ、江戸時代に栽培技術が広く普及したといわれています。現在の主な栽培方法は「原木栽培」と「菌床栽培」の2種類です。原木栽培はクヌギやコナラなどの原木に種菌を打ち込み、自然に近い環境で育てる伝統的な方法で、春と秋に収穫されます。一方、菌床栽培はおがくずなどを固めた培地で育てる方法で、通年で安定した生産が可能です。また、干ししいたけは傘の開き具合によって、肉厚で歯応えのある「冬菇(どんこ)」、薄く開いて出汁が出やすい「香信(こうしん)」などに分類されます。このように、しいたけは栽培方法や加工の違いによって風味や食感が異なり、料理や用途に合わせて選ぶことができます。

しいたけに含まれる栄養素

しいたけに含まれる栄養素

ビタミンB群

しいたけには、ビタミンB₁、B₂、ナイアシンなどのビタミンB群が含まれています。これらは体内で糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える際に補酵素として働き、エネルギー代謝を支える重要な栄養素です。特にナイアシンはきのこ類の中でも比較的多く含まれています。ビタミンB群は水溶性で体内に蓄えにくいため、継続的な摂取が推奨されます。

カリウム

しいたけには、ミネラルの一種であるカリウムが含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を促し、血圧の調整に関わる栄養素です。また、筋肉の収縮や神経伝達にも関与し、体の機能を正常に保つ働きがあります。

エルゴステロール

しいたけには、エルゴステロールというきのこ類特有の成分が含まれています。エルゴステロールはビタミンDの前駆体で、紫外線(日光)を浴びることでその一部がビタミンDへと変化します。ビタミンDは腸管でのカルシウムの吸収を助け、骨の形成や骨密度の維持に関わる重要な栄養素です。

レンチナン

レンチナンは、しいたけに含まれるβ-グルカンという多糖類の一種で、消化酵素では分解されにくい成分です。腸管を介して免疫細胞の働きに関与することが報告されており、免疫機能を支える成分として注目されています。

エリタデニン

エリタデニンは、しいたけに含まれる特徴的な成分のひとつで、脂質代謝に関与することが報告されています。主に血中コレステロール値、とくにLDLコレステロールの低下に関連する可能性が示されており、肝臓でのコレステロール代謝に影響を与えると考えられています。ただし、これらの知見は主に動物実験や基礎研究によるものであり、ヒトにおける明確な効果については今後さらなる研究が必要です。日常の食事の中で適量を取り入れることが、バランスのよい食生活の一助となります。

栄養素・成分 期待される働き・特徴

ビタミンB群 エネルギー代謝のサポート、補酵素として働く

カリウム 余分な塩分の排出、血圧の調整、神経伝達の維持

エルゴステロール ビタミンDの前駆体。日光でビタミンDに変化する

レンチナン しいたけ特有の多糖類。免疫機能の維持に関与

エリタデニン 脂質代謝への関与、コレステロール値への影響

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。