3.難聴や平衡感覚の異常
耳垢を放置した結果、難聴になるケースもあります。これは、耳垢が固くなって詰まってしまうためです。「耳垢栓塞」と呼ばれる状態で、音の振動が鼓膜に伝達されなくなります。
聴覚を大切にしている猫にとって、聞こえにくい状態はストレスの元となるでしょう。瞬時に物音がする方へ注意を向けられなくなるため、ケガの原因にもなりかねません。猫自身がふさぎ込んでしまう可能性もあります。
また、耳の奥にある「内耳」が炎症を起こすことで、平衡感覚に異常をきたす可能性も。まっすぐ歩けなくなると、ケガの元になったりストレスに感じることがあります。フラフラとおぼつかないような歩き方をしていたら、耳の病気を疑ってみてもいいかもしれません。
正しいケア方法
まずは、耳の中の状態をチェックしてみてください。耳の入口を軽くめくるようにして、汚れや炎症がないか確かめます。汚れがある場合は、汚れている部分のみ優しく拭いてください。
拭くときは、水で湿らせたガーゼやコットンを使います。専用の洗浄液でも構いません。ただし、非常に傷つきやすいため、綿棒は使わないようにしましょう。
耳掃除をする頻度は、1ヶ月に1回~2回程度がおすすめです。過剰な耳掃除が外耳炎の原因となることがあるため、やりすぎないようにしてください。また、大量の耳垢や炎症、耳ダニが認められる場合は、無理に掃除せず動物病院に連れて行くようにしましょう。

