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「帰国すれば殺される」ナイジェリア女性が国提訴 FGMから逃れて来日、いまは政治難民

「帰国すれば殺される」ナイジェリア女性が国提訴 FGMから逃れて来日、いまは政治難民

帰国したら命の危険があるので、難民として認めてほしい──。30年以上前に母国ナイジェリアから迫害を逃れて来日した女性が3月13日、難民不認定処分の取り消しなどを求める訴訟を東京地裁に起こした。

この日の提訴後、女性は東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた。代理人は「ナイジェリアに送還されれば、生命や身体に重大な危険が及ぶ可能性がある」として、政治難民として保護されるべきだとうったえた。

●FGMから逃れて来日、その後は独立運動を支持

原告のオブエザ・エリザベス・アルオリウォさんは、女性器切除(FGM)の強制から逃れるために来日した。その後、「ビアフラ」という地域の独立運動を支持する団体の活動に関わっていることから「帰国したら命の危険がある」という。

代理人などによると、エリザベスさんは2015年ごろ、ビアフラ独立運動の指導者の演説を聞いたことをきっかけに活動に参加した。父親も過去に独立運動に関わっていたといい、使命感を持ったという。

ビアフラ独立運動をめぐっては、1967年から1970年にかけて「ビアフラ戦争」が起きて、約100万〜200万人が飢えなどで亡くなったといわれている。戦争後も独立を求める運動は続いており、独立派が治安部隊に殺害されるなどの報告があるという。

●代理人「難民として認めるべき」

指宿昭一弁護士

エリザベスさんの代理人をつとめる指宿昭一弁護士は記者会見で次のように説明した。

「ビアフラの独立を求める運動は現在も続いており、政府は非常に厳しい対応を取っている。帰国すれば命の危険にさらされる可能性があり、難民として認めるべきだ」

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