1.血統の有無
和猫と洋猫を分ける大きな違いは、血統の有無。和猫と呼ばれる猫たちは、日本国内で自然に近い形での繁殖を重ねてきた在来型の猫種。そのため、特定の血統登録団体により系統管理された種類ではありません。いわゆる「雑種」と表現されるタイプです。
一方、洋猫は欧米を中心に計画的な選択交配によって特徴を固定化してきた品種猫が大部分を占めます。中には血統書が発行され、親や祖先の情報が明確に管理されている猫も少なくありません。
要するに、「自然的な繁殖」か「人が介入した繁殖」かという違いです。結果的に、和猫と洋猫とでは外見や体質、遺伝的傾向にも違いがあります。
2.外見の違い
和猫は比較的中型でスリム、骨格はしなやかで運動能力に優れた体型が目立ちます。顔立ちは逆三角形で、鼻筋が通り、目はややアーモンド形をしている個体が多いです。被毛は短毛が中心。日本でよく見られるキジトラ、サバトラ、黒白、三毛などの毛色パターンが代表的です。
一方、洋猫は品種ごとに分かれた外見の特徴を持ちます。丸顔で重厚な骨格を持つタイプもいれば、細長く優雅なシルエットを持つタイプ、長毛で豊かな被毛を持つタイプなど、バリエーションは非常に幅広いです。体格も小型から大型まで差があり、耳の形や尾の長さ、目の色なども品種によって様々。洋猫は比較的、外見に均一性があり、和猫は個体差が大きく多様です。

