3.遺伝的疾患
和猫と洋猫の違いに、遺伝的トラブルも挙げられます。洋猫は血統内で交配が行われることが多かったため、品種によっては特定の遺伝子疾患が現れやすいリスクがあります。遺伝的疾患の例としては、心筋症、腎疾患、関節トラブルなど様々です。
一方、和猫は遺伝的背景が多様であるため、同一疾患が集中的に発現する確率は比較的低いと考えられています。遺伝子プールが広いことで、特定の劣性遺伝子が固定されにくいという利点があるのです。
ただし、これは「和猫は病気にならない」という意味ではありません。腎臓病や甲状腺機能亢進症など、加齢に伴う疾患は、和猫・洋猫問わず猫全体に共通します。猫種に関係なく定期的な健康診断と日頃の観察を心がけてあげましょう。
4.性格傾向
前提として、猫の性格は遺伝・経験・生活環境など様々な影響が絡み合って一概にこれといえるものではありません。ただ、よく言われている話として、和猫の中には警戒心がやや強く、自立心が高い個体も多いとされます。状況判断能力が高く、環境変化に対して柔軟に対応できる個体も少なくありません。
一方、洋猫は品種によって性格傾向が様々。人懐っこさ、甘えやすさ、活発さ、穏やかさなど、品種ごとになりやすい性格の特徴がある程度あるといわれています。
ただし、前述の通り猫の性格は遺伝だけではなく、社会化期の経験や飼育環境、飼い主との関係性によって大きく変化します。和猫・洋猫という分類はあくまで傾向であることは頭に入れておきましょう。

