〈新業態「カレーのあさくま」とは〉
1948年創業のあさくまは、全国約69店舗を展開する「ステーキのあさくま」を主力ブランドとし、既存店売上38ヶ月連続前年超えを達成。さらに、2026年3月期には28年ぶりに売上高100億円を達成した。
既存店の好調について、廣田陽一社長は「お客様に満足いただけていない点をゼロにすることに集中し、コロナ禍で崩れたQSC(品質・サービス・清潔さ)の立て直しを徹底したことが成果につながった」と説明。このほか、『匠肉祭り』や『肉の日』などのイベント施策が、休眠顧客の掘り起こしにつながったという。
こうした“再成長フェーズ”に入った同社が次の柱として位置づけているのが、新業態「カレーのあさくま」だ。清水一成会長は「全く新しい業態を作るのではなく、“あさくまブランドの中でスピンオフできるもの”を考えた結果、カレーに行き着いた」と語る。
〈都心部の商業施設内「栄スカイル店」〉
実験店としてスタートした大須の1号店では、メニュー構成・価格帯・オペレーションの検証を行った。検証結果を踏まえ、「栄スカイル店」では、以下の改善を行った。
〈1〉券売機を廃止し、スマホ注文に一本化
→焦らずにゆっくりと注文することができる。
〈2〉ライスと牛すじカレーのルウを各20g増量
→「量が少ない」という声に応え、ライスは240g→260gに、ルウは220g→240gに、それぞれ20g増量した。
〈3〉内装を明るく・ライトに・女性が入りやすい雰囲気へ
→カウンター中心のレイアウトで1人でも入りやすい設計に変更した。

