1.ハートや数字に見える「偶然のアート模様」
まず注目したいのが、体の一部にハートやアルファベット、数字のような形が現れる模様です。これは色素分布の偶然によって生まれます。
猫の毛色は、胎児の頃に色素細胞が皮膚へ広がることで決まります。
その広がり方がわずかに変化すると、模様が図形のように見える場合があり、まるで絵の具を水に落としたとき、毎回違う形になるようなイメージです。
背中にハート柄を持つ猫や、鼻の横にちょこんと点がある猫はSNSでも人気が高く、「幸運の猫」と呼ばれることもあります。
完全な偶然から生まれるため、同じ模様はほぼ存在しません。まさに自然が描いた一点ものといえるでしょう。
2.左右で色が分かれる「バイカラー・フェイス」
顔の中央を境に、左右で色が分かれる猫を見たことはないでしょうか。仮面をかぶったような見た目から強い印象を与える模様です。
この特徴は遺伝子の働きによって、色素の発現が左右で異なった結果生まれます。専門的には「キメラ的表現」と呼ばれるケースもあり、非常に珍しい外見として知られています。
人の髪の分け目で印象が変わるように、猫も顔の配色で雰囲気が大きく変わります。
クールに見えたり、愛嬌たっぷりに見えたりするのもこの模様の魅力です。写真映えしやすく、見る人の記憶に残りやすい猫といえます。

