夫の手綱を握った日
私はまっすぐに彼の顔を見て言いました。
「恭司、謝ってくれたことはありがとう。私と子どものためにも、22時の門限はこれからは守ってほしいし、今後も戻ってこない場合はチェーンをかけさせてもらうからね」
「……はい。……気をつけます。門限過ぎたら、チェーンかけていいです……」
彼のしょんぼりとした、消え入りそうな声。これまでのモラ気質は見えず、今の彼は正真正銘「反省した夫」です。 ただ、これもいつまで続くかわからないので、私も心して接さないといけないと思いました。
「じゃあ、朝ごはん食べる? 」
「……あ、はい…」
私はおなかを優しく撫でながら、キッチンに向かいました。まだ完全な解決とはいえないまでも、我慢だけを解決策としていた私が反撃に出られたのは大きな一歩です。夫も今一度【何が大切か】を考え直して、今後は家庭を大切にしてほしいと思っています。
あとがき:チェーンが繋いだ「新しい力関係」
最終話では、立場が完全に逆転しました。「妻を怒らせたら行く場所がない」という現実を突きつけられた夫の姿にはスカッとさせられます。「次からもチェーンをかける」と釘を刺すなおの冷徹な強さも良いですね。
これからは赤ちゃんが主役。もし彼が道を外れたら、またあのチェーンが彼を拒絶するでしょう。スカッとする結末のお話でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

