義実家と自分の平和を守るため
「春子さん…ありがとう。お父さんも歩きやすくなったってよろこんでるわ。お茶もおいしく感じるわね」
節子さんは、以前よりも少しだけおだやかな表情で、私に笑いかけました。
自分の「こだわり」が、いかに周囲に危険を及ぼしていたかを、「清潔な空気」という実体験を通じて、ようやく気づき始めたようでした。
「お義母さん…ムリに捨てなくていいんですよ。お義母さんの宝物は大切にしてください。でも、清潔な場所で新をあそばせたい。お父さんに安全に暮らしてほしい…ただ、それだけなんです」
かつての私は、一人ですべての荷物を背負い込み、正論で義母をねじ伏せようとして自滅しました。
でも今は、理解ある夫…協力的な義父、そして、何より「プロの業者」という、私情を介さない最強の味方がいます。
このゴミ屋敷が、雑誌に載るような「美邸」に生まれ変わる日は、おそらく一生来ないでしょう。
でも、それでいいのです。
「もしもし?お義母さん、来週は換気扇の掃除の予約入れましたよ。コンロ周りの新聞紙と空き缶、業者さんが作業できるように、少しだけよけておいてくださいね?」
私は今、義実家と適度な距離を保ちつつ、私自身の心の平穏と、家族の安全を静かに見守っています。
あとがき:第三者を介入させることの必然性
「一生、美邸にはならない」という諦念。これこそが、自分を救うための究極の答えでした。
嫁が掃除をすれば角が立ちますが、プロの仕事なら、義母も受け入れざるを得ない。お金で解決できることは外注し、自分は司令塔に回る。このスマートな解決策は、介護や同居問題になやむ方にとっても、参考になるエピソードです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

