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親の認知症を相談できる窓口と相談の手順、最初の一歩の踏み出し方を解説

親の認知症を相談できる窓口と相談の手順、最初の一歩の踏み出し方を解説

親への話し方と拒否されたときの対処法


相談の段階でつまずきやすいことは、親が受診や相談を嫌がる場面です。家族としては早く動きたい一方で、強くすすめるほど関係がぎくしゃくし、話し合い自体が難しくなることがあります。ここでは、親の気持ちを守りながら相談へつなげる話し方と、拒否されたときに家族が取れる具体的な進め方を解説します。

認知症という言葉を出さずに話をする

最初から病名を前面に出すと、親が否定された感覚を持ちやすいです。困りごとの解決を目的にして、受診の理由を別の言葉に置き換えると進めやすいです。例えば、最近眠りが浅い、疲れやすい、薬が増えて整理が大変、物忘れが気になるから一度確認したい、健康診断の結果を一緒に見てほしいといった切り口です。

声をかけるときは、あなたが心配だから行ってほしいと押すより、生活を楽にするために相談したい、家族も一緒に困っている点を整理したいという形にすると対立が起きにくいです。さらに、受診先や相談先を選ぶ段階でも、親に選択肢を渡します。近くの内科にするか、いつものかかりつけ医にするか、午前と午後のどちらがよいかなど小さな選択を一緒に決めると受け入れやすいです。

親が相談を拒否したときの対処法

拒否が強いときは、家族だけで先に相談を進めても構いません。地域包括支援センターは、本人が同席していない段階でも相談でき、困りごとの整理や次の手順を一緒に考えられます。市町村窓口も、制度や手続きの流れを確認する入口として使いやすいです。病院では、家族がメモを用意し、変化の時期や具体例、心配な出来事を持参して、かかりつけ医へ相談する進め方もあります。親が受診を拒む理由が、怖さや恥ずかしさ、忙しさ、面倒さのどれに近いかを家族側で見立てると、声のかけ方を調整しやすいです。

金銭のトラブルや外出先で迷うことが心配なときは、相談につながるまでの間、家族でできる準備を先に進めます。通帳や大事な書類は置き場所を家族で共有し、連絡先を書いたメモを財布やかばんに入れてもらう方法があります。必要に応じて、見守りサービスの情報も集めておくと安心感につながります。家族の疲れが強いときは、匿名の電話相談を使って気持ちを落ち着かせ、次にどこへ相談するかを整理するのもよい方法です。親への声かけは、その場で結論を求めず、日を分けて短く続ける方が受け入れられやすいです。

まとめ

親の変化に気付いたとき、家族だけで抱え込むと不安が膨らみやすいです。相談は診断の前から始められ、医療と生活支援の両方につなげることで、困りごとを減らす手段が増えます。迷う場合は、地域包括支援センターや市町村窓口に連絡し、必要に応じて病院や認知症疾患医療センターへ広げる流れが取りやすいです。早めに相談しておくと、手続きや受診の段取りも整えやすくなります。

相談前は、変化の内容を時系列で整理し、困りごとの具体例と、今すぐ解決したいことを一つ二つに絞ると話が進みやすくなります。メモは短い箇条書きでも構いません。親が拒否しても、家族だけで先に相談して構いません。言葉の選び方を工夫し、第三者の力も借りながら、親の生活を保てる形で支援につなげていきましょう。

参考文献

『認知症疾患診療ガイドライン2017』(日本神経学会)

『知っておきたい認知症の基本』(政府広報オンライン)

『認知症に関する相談先』(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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