
PTAや保護者会で不倫しやすい理由とは?(画像はイメージ)
【画像で見る】「えっ…ヤバすぎる」 これが“PTA不倫“に陥りやすい人の特徴です!
「PTAや保護者会で不倫なんて、ドラマの中だけでしょう?」
そう思いたい人は多いはずです。学校は公的で神聖な場で、そこに集まるのは「父親」「母親」という立場の大人たち。恋愛の火種とは、いちばん遠い場所に見えるからです。
しかし、私は夫婦仲相談の現場で、PTAや保護者会をきっかけに気持ちが揺れた人たちの声を、実際に聞いてきました。特にコロナ禍で増えたような気がしています。実際に、周囲にバレて転居せざるを得なくなった当事者の方々にも複数取材しました。
件数で語れる世界ではありませんが、「PTA不倫は実在するのか」と聞かれたら、答えはもちろんイエスです。今どきのPTAは、昔ながらの“みんなでべったり”ではない一方、少人数の役員や委員に負担が集中しやすく、連絡もデジタル化しているため、気の合う相手との距離が一気に縮まりやすいのが特徴です。
私はそこに、令和型の危うさがあると見ています。PTAの簡素化や任意加入への移行が進む一方で、平日昼間の活動や担い手不足は続いています。
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンが2025年2月に実施した「PTAに関する意識調査」では、PTA役員経験者の46.3%が「やってよかった」と答える半面、約9割が負担を感じていることが明らかとなりました。また、役員を経験して良かったと思う要因として「保護者間のネットワークが広がった」(43.2%)が最多でした。
つまり、「やるべきことは多くてしんどいけれど充実感もある」「良しあしも経験できる」というのが今のPTAです。
戦友のような親密さが生まれやすい
不倫に走る理由は、単純に「恋愛したい気持ちがあったから」ではありません。むしろ逆です。最初は色恋感情などないのです。配布物の作成、打ち合わせ、行事準備、LINE連絡、放課後パトロール、簡単な打ち上げ会…。
そんな共同作業の中で、「一緒にやってくれて助かった」「私の不得意なことを手伝ってくれた」「この人、気が利く」という小さな感謝が積み重なり、戦友のような親密さが生まれるのです。家庭では“父”“母”として固定された役割で過ごしている人ほど、そのフワっとした仲良し承認が刺さります。
しかもPTAや保護者会で出会う相手は、生活圏が近いため、職場不倫よりも会いやすいのです。
子どもが帰るまでの短時間、買い物ついで、会議の後、塾などの送迎の前。長いデートではなく、「ちょっとだけ」が成立してしまいます。
実際に、私が当事者に取材をしたときも「自転車を押しながら家に帰る間でたわいない会話ができて楽しい」「打ち上げのあと、送ってもらった。15分でお互いのことが分かった」「会議の後、5分だけ立ち話すると、ワクワクした」という具体的な心情を聞き取りました。
私はこれが、PTA不倫の一番怖いところだと思っています。関係が始まるハードルがとても低いのです。最初はパパ友(ママ友)のような関係だったのが、次第に胸が高鳴るようになります。
「分かってくれるパパ」に心が寄った女性
38歳の吉田メイサ(仮名)さんは、小学校低学年の子どもがいます。雑貨店のパートと家事で毎日を回すだけで精一杯で、夫とは必要事項しか話さない生活が続いていました。そんな中、PTA役員を引き受けることになり、同じPTA役員の小山田さん(仮名、40歳)と接点が増えました。
小山田さんは、派手ではないけれど、実務に強いタイプ。資料作りも早いし、誰かが困っているとさっと気付いてフォローします。会議後、重い荷物を一緒に運びながらメイサさんが「なんか、家よりこっちの仕事をしている方が充実している」と笑うと、彼はこう返したそうです。
「吉田さん、いつもPTAの仕事を頑張っているよね。みんなが褒めているよ」
この一言で、胸の奥がじんわり熱くなったとメイサさんは言いました。
本当は家庭で欲しかった言葉を、学校で出会ったPTA仲間がくれたのです。その後、LINEの頻度が増え、内容も事務連絡から雑談へ。グループLINEから離脱して個別LINEに移行しました。
「今日の会議、もめそうだったのに、制してもらえて助かりました」
「いや、メイサさんがあそこで、お茶タイム提案したからさー、ナイスだよ」
そんなやりとりに、彼女は自分でも驚くほど浮き立っていきました。しかし、ここでメイサさんは私の夫婦仲相談所を訪れたのです。
「わたし、夫でない人に恋愛感情を持っています。この先が怖いです。どう距離を置けばいいですか」と。
私ははっきり言いました。
「不倫は絶対NG。あなたがいい気分なのは、彼自身への思いというより、“女性として見られた自分”“ねぎらわれた自分”です。夫は穏やかな気分にさせてくれないけど、この人は、それを埋めてくれたという感覚。夫の不足部分を他の人に求めようとしては危ないです。子どもの生活圏を壊しますよ」
そして、夫への不満、満たされていない気持ちは、今のうちに向き合って話しておかないと手遅れになると伝えました。特にけんかしているわけでもないので、今なら伝えやすいと。
彼女は泣いていましたが、数日後、彼との個別LINEを消し、役員内の連絡も必要最低限に切り替えました。後日、「あのとき止めてもらってよかったです。私は恋に落ちかけていたんじゃなく、気持ちが乾いていただけでした」と話してくれました。
