これってホルモンの異常!? どこに相談したらいいの?
編集部
どのタイミングで、どこに相談すればよいでしょうか?
石田先生
倦怠感、むくみ、血圧の異常、顔つきや体格の変化など、気になる症状が続くときは早めに専門医へ相談してください。内分泌疾患は早期に診断できれば、生活の質が大きく改善します。診療科は、あまりなじみがないかもしれませんが「内分泌内科」が適切です。専門的な検査や診断が必要なため、まずは専門医の診察を受けてもらうと安心です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
石田先生
ホルモンの病気は、甲状腺疾患については徐々に認知されてきていますが、副腎疾患についてはまだ不十分だと思われます。それにもかかわらず、原発性アルドステロン症は高血圧の人の10%程度が有しているといわれており、決して珍しい疾患ではありません。そこで、高血圧といわれたら、一度は内分泌内科のクリニックを受診して、スクリーニングを受けておいたほうがよいでしょう。また、長引く倦怠感に悩み、その原因をインターネットやAIなどで調べている人は多いと思われます。その過程で副腎皮質機能低下症という疾患を知る人もいるでしょう。非常にまれな疾患ではありますが、もし気になる場合は内分泌内科のクリニックを受診することをおすすめします。
編集部まとめ
ホルモンの異常は気づきにくい一方で、体のさまざまな場所にサインとして現れます。特に副腎で起こる病気は、血圧、体重、疲れやすさなど、「よくある症状」として見過ごされてしまうことも少なくありません。「なんとなく変だな」と感じたときが受診のタイミングです。専門医に相談することで、原因に合った適切な治療につながります。
参考文献
日本内分泌学会クッシング症候群
日本内分泌学会原発性アルドステロン症
難病情報センターアジソン病

