Photo by Kaori Simon「PFAS」ってなに?

PFASとは、炭素とフッ素が結びついた有機フッ素化合物の総称で、1万種以上存在するとされています。なかでも代表的なのが「PFOS」や「PFOA」で、健康リスクが指摘されている物質です。
水や油を弾く性質や耐熱性・耐薬品性に優れていることから、フライパンのコーティングや食品包装、防水製品など、私たちの生活のさまざまな場面で使われてきました。
一方、日本では欧米に比べて注意喚起が遅れていた背景もあり、認知度は低いまま推移しています。
なぜ問題になっているの?健康への影響と世界の動き

PFASは「体内に蓄積しやすく、分解されにくい」という性質を持ちます。そのため長期間体内に残り、健康への影響が懸念されているのです。
実際、海外では規制が急速に進んでいます。
例えば、アメリカでは2024年にPFOS・PFOAそれぞれ4ng/Lという厳しい基準が設定され、EUでもPFAS全体での規制が導入されるなど、世界的に基準は強化されています。
日本でも対応が進み、2026年4月からは水道法が改正され、PFOS・PFOAが水質基準項目に格上げされることが決まりました。基準値は合算で50ng/Lとされ、定期的な検査も義務化されます。

