東京の水道水は大丈夫?

では、東京都の水道水は安全なのでしょうか。
環境省のデータによると、全国約2000地点のうち242地点でPFASが確認されています。また、水道水や一部のミネラルウォーターからも検出例があります。
ただ、日本では「水道水は安全」という意識が強く、PFASの未認知率は51.3%と、調査対象6カ国の中で最も高い結果となっています。
こうした中で気になるのが、「これまで飲んできた水道水は大丈夫だったのか?」という点です。
クリクラは説明会でこの点について、「水道水にPFASが含まれていた可能性はゼロではなく、実際に血液から検出された例もある」と説明しました。
一方でこれからの水道水は問題ないのか? という質問には 「直近1年間は全国の水道水からは検出されていないとされており、今後は過度に心配する必要はない」とも説明されており、制度整備により安全性は強化されつつあります。
参考
令和5年度公共用水域水質測定結果及び地下水質測定結果について | 報道発表資料 | 環境省
日本と海外5カ国に聞いた「水道水に関する意識調査」|株式会社ナック
暮らしの中で今できる対策は?
Photo By Kaori Simonこうした背景から、これからは「正しく理解し、水を選ぶ」という視点が重要になってきます。
例えば井戸水は、地域や環境によって安全性に差が出やすく、個人での管理が難しいケースもあります。また、ミネラルウォーターについても基準の見直しが進み、水道水と同等レベルの基準に整合される動きがあります(※対象は殺菌・除菌を行う製品に限る)。
その中で注目されているのが、PFAS除去に有効とされる「RO(逆浸透)膜」です。
活性炭やイオン交換など複数の処理方法の中で、RO膜は非常に微細な孔で不純物を物理的に除去できる方式と言われており、高い除去性能が期待されています。

