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フィンテックや医療のデジタル化…難題の法整備を次々実現 “理系弁護士”落合孝文氏が進めるスタートアップ支援

フィンテックや医療のデジタル化…難題の法整備を次々実現 “理系弁護士”落合孝文氏が進めるスタートアップ支援

●行き着く先は人材育成

今後の課題として考えているのは、日本のスタートアップ企業が国内マーケット中心で、グローバル展開が不十分なことだ。グローバル展開に向けて企業価値を高めるためには、資金調達が重要で、非上場株式を流通しやすくすることや、IPO(新規株式公開)だけでなく、M&Aを通じたイグジットの環境を作ることも大事だと考えている。そのための政策提言に取り組んでいる。

また、社会課題を解決するために、ライドシェアをめぐる規制改革や、ドローンのさらなる活用、自動運転のための法整備、若年層が安心して資産形成にアクセスできるような仕組みなど、やるべきことは山積しているという。

共通した課題だと考えているのは組織の意思決定と、組織を構成する人材の育成だ。「個別の課題解決だけでは限界があり、結局は人材や組織の問題に行き着きます。一部の優秀な層だけでなく、普通に働く人たちが自発的に変わり、働き方や雇用慣行が変わっていくことで、社会全体に大きなインパクトが生まれます」と強調する。スタートアップや法務人材に限らず、人材育成全般に向けた提言や、地方でのイベント登壇などを通じて、日本社会が抱える根本問題にも正面から挑む。

【プロフィール】
おちあい・たかふみ 慶應義塾大学理工学部数理科学科卒業、同大学院理工学研究科在学中に司法試験合格。2006年に弁護士登録。内閣府の規制改革推進会議スタートアップ・イノベーション促進WG座長、同GXサステナビリティSWG座長として規制改革を主導。自身が主宰するプロトタイプ政策研究所で政策提言に注力。

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