どんな花粉に注意すべき?
猫の生活環境によって、影響を受けやすい花粉は変わります。
春はスギやヒノキ、初夏から秋にかけてはイネ科やブタクサなどが代表的です。花粉は飼い主の服や洗濯物、空気の入れ替えによって室内に持ち込まれ体内に入り込むため、完全室内飼育で外出しない猫でも無関係とは言えません。
そうして体内に入った花粉による免疫反応が蓄積されていき、許容量を越えるとと、突然花粉症を発症するのです。
もし特定の季節だけ症状が出る場合は、花粉の影響が疑われます。変化が見られる時期と体調の変化を記録しておくと診察時の参考になりますよ。
対策のために飼い主ができること
日常生活の中でできる工夫で、花粉による負担を軽減できる場合があります。
室内に花粉を持ち込まない
日頃から室内に花粉を持ち込まないための工夫をすることが対策の基本です。帰宅時に家に入る前に衣類を払う、空気清浄機を活用する、洗濯物の室内干しを検討するといった方法が有効です。
定期的なブラッシング
猫の定期的な被毛のケアも大切です。ブラッシングをして体表に付着した花粉を落とすことで、皮膚への刺激を減らせます。ブラッシングは強くこすらないよう、かつ短時間にし、猫自体がブラッシングを好むかどうかなども踏まえ、猫の負担にならない頻度で行いましょう。
皮膚の保湿
皮膚が乾燥していると、かゆみを悪化させる要因になります。猫用の保湿スプレーなどを用いて皮膚の保湿や清潔感を維持することで、花粉が飛ぶ時期でも健康的な皮膚・被毛を保ちやすくなります。ただし、皮膚に何かを塗ると猫自身が気にして舐めてしまうことがあるため、猫の様子を見ながら少しずつ試してみましょう。猫の皮膚に特化した製品については獣医師に相談すると安心です。
体調の異変を感じたら受診を
皮膚症状を放置していると掻き壊しから皮膚炎へと悪化するかもしれません。花粉症と思わしき症状が続く場合や体調の異変を感じたら、自己判断せず病院を受診しましょう。 感染症など一般的な皮膚検査はもちろん、必要に応じてアレルギー検査などの精査を受けることも可能です。

