長年放置していた糖尿病
私は以前、糖尿病と診断されたことがありました。けれど、痛みもかゆみもなく、自覚症状もほとんどなかったので、どこかで「まだ大丈夫」と軽く考えてしまっていたのです。
糖尿病性網膜症は、糖尿病によって網膜の血管が傷つき、出血やむくみが起こる病気で、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。今回の眼底出血も、その影響によるものだと説明を受けました。
白内障手術の前に、まずは眼底の状態を安定させる必要があるとのことで、入院は約10日間に及ぶことになりました。予想外の展開に、正直なところ気持ちは大きく沈みました。しかし同時に、「ここで見つかってよかったのではないか」とも思ったのです。
見え方の改善と向き合う決意
白内障手術は無事に終わり、視界は以前よりも明るく、くっきりと感じられるようになりました。それと同時に、糖尿病の治療と血糖コントロールについても改めて向き合うことになりました。
医師からは、「今回の受診がなければ、糖尿病性網膜症がさらに進行していた可能性もあります」と言われました。その言葉が胸に残っています。
「自分の体のことを後回しにしていたのかもしれない」と。そう振り返ると、やるせない気持ちにもなりました。

