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【闘病】浴室で血の塊が… 第二子の夢を奪う『子宮頸がん』の恐怖

【闘病】浴室で血の塊が… 第二子の夢を奪う『子宮頸がん』の恐怖

病気が教えてくれた、人生の優先順位

病気が教えてくれた、人生の優先順位

編集部

過去の自分に声を掛けられるとしたら、何を伝えたいですか?

花さん

まずは「子宮頸がん検診を毎年ちゃんと受けて!」と強く言いたいです。あとは、「住宅ローンを組むときは、がん団信(がん保障特約付団体信用生命保険)を絶対に付けて!」とも伝えたいですね。子どもが生まれた年に家を建てて住宅ローンを組みましたが、数年で借り換える予定だったため、がん団信のオプションを付けませんでした。それを今でも一番後悔しています。診断後も治療中も、思い出すたびに気持ちが沈みましたが、夫に「変えられない過去のことで落ち込むな!」と叱られてからは、できるだけ考えないようにしています。最後にもう一つ、「医療保険は早めに見直して、今の医療に合った内容に切り替えて!」と主張したいですね。私の場合、いざ申請しようと保険を確認したところ、あまり良い保障内容ではありませんでした。診断後は保険の変更も新規加入もできず、結局は元々入っていた保険をそのまま継続するしかありませんでしたね。

編集部

現在の体調や生活について教えてください。

花さん

手術から1年、抗がん剤治療を終えてから半年以上が過ぎました。現在も指先や、足先から足裏にかけてのしびれが残っていて、これはおそらく抗がん剤の後遺症だと思います。副作用のしびれ対策として、治療中はリリカを使っていました。症状が改善しなかったため、同じくしびれを抑えるサインバルタに切り替えましたが、内出血しやすくなり、神経症状も変わらなかったので飲むのをやめました。また手術の影響か、下肢のだるさを感じやすくなっています。もしかしたら、治療期間中に体重が10kgほど増えたことも関係しているかもしれません。あとは、むくみのせいか、寝起きや長時間座った後に歩き始めると、足首が固まっていて動きにくいです。それ以外の体調はほぼ元通り。今は薬も服用しておらず、生理のない日々がとても楽ですね。

編集部

しびれ以外に抗がん剤の影響はありますか?

花さん

特にありません。髪の毛は一度抜け落ちましたが、治療終了から1カ月ほどで生え始めましたし、現在はまつ毛や眉毛も元通りになり、髪の毛はまだ細いものの、7cmほど伸びています。仕事に関しても、日勤のみで復帰しており、重たいものを持つことも、採血などの細かい作業も問題なくこなせています。ただ、まだウィッグを使用しているため、大人数のシャワー介助などは避けながら働いています。

編集部

医療従事者への思いがあればお聞かせください。

花さん

これは自分自身にも言えることですが、医療従事者は毎日の業務に慣れすぎて、患者さんと流れ作業のように接してしまうことがあると思います。でも、その人にとっては「初めての病気」なのだということに気付かされました。「体調どうですか?」の一言だけでももらえると、すごくうれしいし安心するものです。不安な気持ちでいっぱいなので、話を聞こうとしてくれる姿勢だけでも見せてくれると心が軽くなるのです。医療従事者の皆さんに、この思いをぜひ伝えたいですね。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

花さん

生理痛や不正出血は、体から出てくる大事なサインです。私のように「お金がかかるから病院に行かない」「何もなかったらもったいない」と受診を先延ばしにするのは、本当に危険です。子宮頸がんは、痛みがない病気だからこそ、症状が出てからでは遅いのです。予防も早期発見もできる病気なので、予防接種と定期検診は必ず受けてください。自分の体を守るために、後回しにしないでほしいですね。あとは、保険についても伝えたいことがあります。知り合いに勧められた保険に入るのではなく、今の医療に合った内容かどうかを、定期的に専門家に相談して見直してください。病気になってしまうと、保険の変更も新規加入も何年もできないからこそ、健康なうちにしっかり見直しておくことが大切です。

編集後記

「気付いた時に動く」、本当に大切なことだと思います。子宮頸がんは、HPVワクチンと定期検診の組み合わせで防げるがんです。自治体の助成制度を活用して、2年に1度の検診を継続して受けましょう。不正性器出血などの症状がある場合は、検診の時期を待たず、早めに婦人科を受診してください。症状によっては、頸がんの検査とは別に子宮体がんの検査が必要なこともあります。花さんのような経験をする人が、一人でも減っていきますように……。

本稿には特定の医薬品、医療機器についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や販売促進などを目的とするものではありません。

なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。

佐藤 綾華

記事監修医師:
佐藤 綾華(医師)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

配信元: Medical DOC

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