支配的な実母との同居を解消すべく、強行突破の引越しを終えた諒子。母からの執拗なメッセージが届いても動揺せず、適切な距離を取ることに。その結果、家庭にはやっと平穏が訪れて―――。
気づかれぬように進めた引っ越し作業
引っ越し作業は、母にバレないように少しずつ進めました。それでも大型の荷物を運び出すときにはバレて大騒ぎになってしまいましたが…。
母は最後まで「お金を返せ」「親不孝者」と叫んでいましたが、父が押さえ込んで引っ越しの邪魔をさせないようにしてくれました。
なんとか引っ越しを終えた新しい家は、前よりも少し狭い賃貸マンション。でも、そこには母の影も、いつ扉が開くかわからない恐怖もありません。
母からの連絡は全て「既読スルー」
引っ越してからも、時折母からメッセージが届きます。
「あんたのせいで私は近所に顔向けできない」
「浩二さんの親御さんだってあきれているはずよ、嫁の親とこんなに険悪だなんてね」
最初は反射的にブロックしようと思いましたが、父から「悪態ついてるけどお前のこと心配ばかりしているよ」と報告をもらい、既読スルーにとどめることにしました。

