進学や就職、転勤などで引っ越しが増える季節です。新生活への期待が高まる一方で、賃貸契約や引っ越しをめぐるトラブルは後を絶ちません。
弁護士ドットコムニュースが体験談を募集したところ、「敷金をぼったくられそうになった」「ヤバい隣人に遭遇した」など、切実な声が多数寄せられました。
今回は、そんな「賃貸・引っ越しトラブル」の生々しい実態をテーマ別に紹介します。
●退去時の「ぼったくり」請求? 知識がないと“カモ”に
最も多く寄せられたのは、退去時の修繕費用や敷金返還をめぐるトラブルです。「無知なままだとカモにされる」と感じた人も少なくないようです。
「敷金では足りず、14万円を請求されました。あまりに高額だったので、減額を要求しました。そしたら、すぐに半額の7万円に。初めに高額な請求をしておいて、後で半額にして払わせる手法なのかと、モヤモヤしています」(40代男性・東海地方)
「綺麗に使っていたのに『押しピンの穴やテープの跡があった』と5万円ほど請求された。かなりごねたら『大家の寛大な理解で請求しない』と言われた」(40代男性・東京都)
「退去時にクリーニング代5万3000円を負担するという契約書に合意してしまいました。当時は無知で、具体的な説明があれば合意しませんでした」(20代女性・大阪府)
●入居前の傷まで請求…トラブルは入居時から
入居前からあった傷について請求されたというケースもありました。
「入居前から浴室の電気カバーに穴が開いており、『修理するか、退去時に請求しないでください』と不動産屋に念押ししたのに、請求書に書かれた。カーテンレールも最初から曲がっていたのに『洗濯物を干して曲げたのでは?』と言われた」(60代女性・大分県)
疑問に感じた場合、毅然と対応することで結果が変わる場合もあるようです。
「壁紙の日焼けで、預かり金の7万円プラス7万円を払うよう、管理会社から来た男に言われた。『口で言っていた見積もりを出せ!』と伝えたら、『追加分はなしでまとめてください』と丁寧に言われた」(50代女性・札幌市)

